【父親の介護】という現実に二の足を踏み、仕事も介護も“中途半端”に… そして訪れた緊急事態に「介護する家族は大変」の声

“中途半端”な自分に悩むクロミツさんに、老人ホームから緊急事態を告げる電話が

“認知症”を患っている父親の「老人ホーム」での暮らしがはじまり、休日は施設を訪れる日々となったクロミツさん。介護に対する安心感がある一方、久々の一人暮らしにどこか寂しさも感じて…。そんな気持ちの変化をリアルに描いた実録介護漫画を紹介する。


この漫画を描いたのは、「発達障害グレーゾーン」の特性を持つ クロミツさん(@kuromitsu1510) 。「甘え」「怠慢」と世間から疎まれる“生きづらさ”を描いた作品 『灰低 生きづらい+グレーゾーン』 や、脳腫瘍に苦しむ父親の介護生活を描いた『電子書籍と親父の介護』を発表している漫画家だ。

今回紹介するのは、介護を通して家族に向き合うシリーズ 『令和介護録270日』 の31話と32話。父親が老人ホームに入居して数日、仕事が休みだったクロミツさんが老人ホームを訪ねる。


同施設では、入居者に必要となるアイテムを施設のスタッフから教えてもらい、それを購入して届けるのがルール。近所のドラックストアで必要なものを買いそろえ、父親と話をして施設に戻るのがクロミツさんの休日ルーティンとなっていた。肝心の父親は、自宅にいたころよりも大人しい印象になっていた。


平日、父親がどのように過ごしているかは老人ホームのブログで確認。父親の写真がアップされることもあった。父親が少しずつ施設での暮らしに慣れてきている一方、自宅で1人食事をするクロミツさんは寂しさを感じていた。


そして、父親が老人ホームに入居して1カ月したころ、漫画家同士の交流会のお知らせを見つける。参加したい気持ちもありつつ、父親のことを考えると「参加は難しそうだな」と考えていた。漫画ブームに乗りたい気持ちはありつつも、介護という現実に二の足を踏み、どちらにも中途半端になっていると感じるクロミツさんだった。


そんなある日、仕事中に老人ホームから電話が――。

それは父親が倒れたという知らせだった。突然の出来事に動揺しつつも、医師に連れられて親父の病室に向かうクロミツさんだった。


漫画を読んだユーザーからは「親父さんの年齢的な部分もあるのでしょうが、こう言う事態になってしまうのは、動揺しますよね…」「高齢者になると、こういうことがあるから、介護する家族は大変」と高齢者介護への同情の声が集まった。

父親は一体どうしてしまったのか。老人ホームに戻り、これまでの生活を続けられるのか。“介護”家族のテーマについて考えさせられる漫画だ。

画像提供:クロミツ(@kuromitsu1510)

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