“読書”がつまらないのに「どこが面白かった?」…読書感想文の「そこじゃない」苦しみに反響多数

2022年8月30日 19:00更新

東京ウォーカー(全国版)

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子供の夏休みも残すところあとわずか。小学生の頃、夏休みの宿題でもとりわけ「読書感想文」に悩まされたという人は少なくないはず。書くことがない、文量が膨らまないといった悩みで見えなくなりがちな、読書感想文に対する根本的な苦しみを振り返った漫画に多くの反響が集まっている。

「つまらなかった」と書いた理由が伝わらない。感想文を求められる終わりのない苦行

『専門学校JK』や『人見知り専門家庭教師 坂もっちゃん』などの商業作品を発表する一方、SNS上で絵日記漫画を発表し人気を集める漫画家のぬこー様ちゃん( @nukosama )さん。話題を呼んでいるのは、8月にTwitterに投稿した「強制☆5レビューは拷問だよ?」というエピソードだ。

夏休みの宿題の中でも、読書感想文が最も苦手だったというぬこー様ちゃんさん。それもそのはずで、ぬこー様ちゃんさんは感想文以前にそもそも「本を読みたくない」のだった。

【漫画】「強制☆5レビューは拷問だよ?」を読む画像:ぬこー様ちゃん(@nukosama)


「読書」そのものをただでさえしたくないのに、それを強いられ、あまつさえその感想を書くよう求められる読書感想文はぬこー様ちゃんさんにとって二重の苦しみ。そんな状態でイヤイヤ本を開いたところで、楽しむどころか内容自体が頭の中に入ってこないのも無理なきこと。当然、その“読書への感想”を正直に書けば「つまらなかった」の一文のみになった。

「強制☆5レビューは拷問だよ?」2画像:ぬこー様ちゃん(@nukosama)


だが、その感想文を読んだ教師からやり直すよう言われたぬこー様ちゃんさん。仕方なく「とても面白かった」と前向きな“感想”を提出したものの、「せめてどこが面白かったとか書けないかな?」と深掘りを求められてしまう。

もちろん、面白いとは欠片も思っていないぬこー様ちゃんさんが「どこが面白かったか」という答えを持ち合わせているはずもなく、「本当は面白くなかった…」と伝えるばかり。

「それは真剣に読まないからだよ 一生懸命読んだら本は面白いよ?」と諭してくる教師に、ぬこー様ちゃんさんは涙ぐみながら「そこまでして読みたくない」と感想を持つのだった。

本がつまらない、文が書けない「じゃない」手前の苦しみが話題呼ぶ

「強制☆5レビューは拷問だよ?」3画像:ぬこー様ちゃん(@nukosama)

内容が面白い・つまらない以前に、「読書そのもの」がしたくなかったのに、詳細な感想を求められてしまうという、子供ながらに大きな苦しみに直面した時のエピソード。

ちなみに、ぬこー様ちゃんさんは国語は大好きで、問題には想像力をフルに働かせて向き合っており、読書も高校生の頃に読書好きな家庭教師の話に感化されて興味を持ち、今では習慣にもなったとのこと。だが、読書感想文の宿題はそうした興味を持たせるきっかけどころかマイナスにしか働かず、「感想文を書くために読むってのが不自然ですよね」と、今でも読書感想文に懐疑的な見方だ。

作品には4万件以上のいいねが集まるとともに、「確かに読書は良いものかもだけど、強制は良くないですよね」「めっちゃわかる…」「読書感想文は拷問」という共感の声が集まった。その一方で、書けない感想文への攻略法を寄せるユーザーのコメントもあり、そうした反応にぬこー様ちゃんさんは「僕の場合、そこじゃなかったんです。読書がつまらなかったんです」と投稿。感想文が書けなかったり、本の内容がつまらなかったりという困難よりもっと手前にある苦しみが、必ずしもすべての人には伝わりきらない一面も垣間見えた。

「ちゃんと読めば面白い」と気軽に言いがちでも、その前に「ちゃんと読みたくない」という切実な気持ちが存在することも。人それぞれの本、そして読書との距離感をあらためて考えさせられるエピソードだ。

画像提供:ぬこー様ちゃん(@nukosama)

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