【コミックエッセイ】「子ども部屋おじさんの彼と一緒に住みたい私の100日間戦争」 第1話~第5話
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」ランキングでTOP10に入るなど人気を博している、元アルコール依存症のアラサーOL・かどなしまるさん(
@marukadonashi
)。アラサー薄給OLの自分に初めてできた彼氏は実家住みでした。「実家を出る理由がない」と言う彼氏との“同棲を目指したリアルな日々“を、新たにマンガで描き下ろしてもらう連載企画。第1話から第5話のエピソードをかどなしまるさんと振り返ります。
※アルコール依存症は完治しない病と言われています。著者の個人的な見解で、一番ひどい状態にあった過去と区別するためにタイトルで「元アルコール依存症」と謳っていますが、著者自身も自分の依存症が完治したとは思っていません。
第1話/「同棲したかった私」
――「実家に住み続みたい」vs「彼氏と同棲したい」という価値観のズレがあった2人ですが、「彼氏と同棲したい」と、かどなしまるさんが強く思うのはなぜですか?
【かどなしまる】大きくズレのある2人が、どこまで折衷していけるのか実験してみたいというモチベーションからでしょうか。このズレをどう自分の中でどう調理していくのか、はたまた相手がどう向き合うのか、課題があった方が関係性にスパイスがきいていいのかなとも思います。そのうえで、ズレがただただ壁でしかなくて、乗り越えようとするだけ無駄だと判断したら手放しますよ。
第2話/「2人の馴れ初め」
――ユウキさんと付き合うまでは慎重だったわけですが、付き合う決断をした理由は?
【かどなしまる】ユウキが何度もアプローチしてくれたのと、私が「自分を変えたい、その為には今までと違う選択をして行動をとる」という指針を自分の中で持っていたからです。
第3話/「ユウキという人物について」
――付き合ったあと、ユウキさんにモヤモヤしたものを感じていた理由を教えてください。
【かどなしまる】付き合っていくなかで明確なゴールを立てていないと思うことがあるからです。実際に「俺はいつまでに結婚したいとかはない」と言っていました。ユウキの同級生の友達が何組も結婚し、結婚式に呼ばれていても焦る気配がまったくなく、どこかのんびりしている印象です。せっつかないといつまでも先延ばししそうという雰囲気が、言動のふしぶしで現れていて……。具体的に挙げるのは難しいのですが、ユウキは計画を立てて自ら動くタイプではなく、旅行やデートプランを積極的に提案しない性格でした。
第4話/「同棲を断られ大ショック!涙の女子会」
――そんなかどなしまるさんが同棲を提案して、「実家を出る理由がない」と言われたときの気持ちを教えてください。
【かどなしまる】当時の私は、実家を出ることを拒否されるとはつゆほど思ってもいなかったので困惑したし焦りました。「実家を出る」、それくらいもしてくれない人なのか?だったらこれから先、同じたぐいのお願いも聞いてくれなそう……。なんて頑迷なんだ、と当時は非難の気持ちで一杯でした。それは、好きなら自分を曲げてくれるのが「彼氏」なんだという、“恋愛経験が皆無”な青臭い理想を捨てきれなかった私にも問題がありました。
第5話/「『子ども部屋住み』って悪いこと?」
――ほかにも価値観のズレが出てきたときは、どのように擦り合わせていこうと考えていましたか?
【かどなしまる】1番は「価値観は違っていて当たり前。多少のスルー力が必要」と熟知してほしいところですが、実際は難しいですね。価値観にはバックボーンがあるはずなので、その話をしていこうかなと考えています。
取材協力:かどなしまる(「 お酒がないと××できません 」/ @marukadonashi )