【漫画】「シワに“お”つけんでええねん!!」奇想天外な美容整形の現場事件簿が面白い!

近年、敷居が低く手軽な印象になってきた反面、若年層に対する高額メニュー押し売りなどの危険性も指摘されている「美容整形」。そんな美容整形の業界で10年以上勤務してきたパチ美さん
(@pachimi26)
は、自身の体験をもとに“美容外科あるある”を漫画で描いている。美容外科勤務と言うとよく聞かれることや、カウンセリング中に「シワに“お”つけんでええねん!!」とキレるクセ強めな患者さんとのやり取りなど、リアルで面白いネタが満載だ。本記事では漫画を紹介すると共に、パチ美さんへのインタビューをお届けする。
美容外科での“非日常な日常”をいろんな人に見てもらいたい

――なぜ、美容外科で働こうと思ったのですか?
元々は今の会社の別部署で働いておりましたが、社内で美容外科部署への異動の話が上がり、立候補しました。私は昔から肌が弱く、中学生の頃から出始めたニキビで長年悩んでおり、ずっと皮膚科や美容クリニックに通っていました。また、25歳の時に一大決心をして二重埋没法の手術をした時に、あまりの手軽さ・快適さに感動し、もっとこの業界について知りたいと思ったのがきっかけですね。
――普段、具体的にどんな仕事をされているのでしょうか?
私は「看護助手」という職種になり、主に患者様のカウンセリング、オペ室や処置室でのドクター、ナースさんの補佐、オペの準備・片付け、器械や物品の滅菌・管理、クリニックの清掃などを行っています。それ以外にも院内のインフラ整備やPOP作成、シフト管理…などなど、雑務もかなり多いです(笑)。

――なぜ、美容外科での日々を漫画にしようと思ったのですか?
美容外科クリニックは美しくて華やかなイメージを持たれがちですが、実際はいい意味でも悪い意味でもドロドロしていて、常識では考えられないようなことがしょっちゅう起こります(笑)。この非日常な日常をいろんな人に見てもらいたいなと思って始めました。
ここ10年で美容外科を訪れる患者さんの客層も変わった

――美容外科で勤務していて良かったなと感じる瞬間、逆に辞めたくなる瞬間などがあれば教えてください。
良かったなと感じるのは、やはり患者様の笑顔を見た時です!長年の悩みが整形手術によって解決され、外見はもちろん内面までポジティブになったり明るくなったりされるのを見ると、涙が出る程嬉しくなります。辞めたくなるのは、サービス残業が多い時ですね…(笑)。労働環境は割とブラックだと思います…(笑)。
――10年以上美容外科で働いてきたパチ美さんから見て、最近の美容整形業界についてはどう感じますか?
ここ10年程でSNSが劇的に発達したことにより、整形手術が身近なものになったと感じます。実際にご来院される患者様の客層もかなり変わりました!今まで知識や情報がなく、悩みが解決できないまま苦しんでいた方々が綺麗になる術を手に入れやすくなったのはとてもいいなと思います。逆に、間違った情報も多く出回っているのは少し怖いなと感じます…。
美容整形に関する情報収集は慎重に

パチ美さんは自身の整形体験も漫画にしており、美容整形を考えている人にとって参考になる内容のものも多い。美容整形はファッションと謳われる時代になり、コンプレックスを解消して前向きになれる人も多くいる一方で、手術ミスや感染症、悪徳クリニックによる詐欺などの危険性も伴う。後悔のない選択をするためにも、事前の情報収集は念入りに行おう。
画像提供:パチ美