【昭和の冬の子供は超元気】クリスマスツリーの飾り付けで姉弟ゲンカに!“あるある”が止まらない思い出漫画【作者に聞いた】

昭和を思わせる世界観を舞台に、子供時代の“あるある”を切り取った漫画『しなのんちのいくる』をSNSに投稿している漫画家の仲曽良ハミさん(@nakasorahami)。

『しなのんちのいくる』の主な登場人物は、生意気盛りの男の子「いくる」、中学生の姉「しなの」を中心に、その家族や個性豊かな友達たち。どこにでもいるような親しみあふれるキャラクターたちが繰り広げる、思わず「あった!あった!」と言いたくなる日常の1シーンを切り取り、ギャグタッチで描いていく。

今回は、クリスマスシーズンにぴったりなエピソードから、寒い冬こそ読みたくなるほっこり系の作品を5つご紹介!


飾り付けで姉弟ゲンカが勃発!?「クリスマスツリーを飾るぜ」

クリスマスシーズンの定番行事といえば、ツリーの飾り付け。このときばかりは、いつもはケンカばかりのいくるとしなのも協力して飾り付けに熱中する。しかし、最も目玉となる巨大な星を飾りつけようとした時、やっぱりバトルが勃発!

クリスマスツリーの飾り付けに夢中になる、いくるとしなの。てっぺんに飾り付ける巨大な星をめぐってケンカが勃発!/クリスマスツリーを飾るぜ1


「あの不気味なサンタがとても印象に残っています。姉と飾りを分け合うのですが、やっぱり最後まで残っていました(笑)。怖かったなぁ」

大人は大変。子供は楽しい!「大雪が降った日の僕ら」

雪が積もると、大人は雪かきや通勤が大変に思う一方で、なぜかテンションがあがっていた子供時代。あまりの楽しさに、登校中はもちろん学校が終わったあとも、これでもか!と遊びまわるいくるとその同級生。その無邪気な姿に思わずほっこり。

雪国で育った仲曽良さんの思い出が詰まった作品。雪が積もった日に見せる、子供がワクワクしている様子や、登校から下校まで雪で遊びまくる様子を生き生きと描く。/大雪が降った日の僕ら1


「雪国で育ったので、毎年雪が降るのを楽しみにしていました。大人はダルそうでしたけど、子供は犬のようにはしゃいでいましたよ(笑)」

眼帯1つで大盛り上がり!「バカにしたら蹴り上げる」

なにかと他人との違いに敏感だった子供時代。特に髪の毛の切った次の日や、服装を変えた日には「バカにされないかな」と気にしてしまうもの。“ものもらい”ができてしまい、眼帯姿のマッキーが「バカにしたら蹴り上げてやる!」と強く決意するが…。戸惑うマッキーの姿が愛くるしい作品。

“ものもらい”になった眼帯姿のマッキーは、その姿を男子たちにバカされないかドキドキ。少しでもバカにされようものなら「蹴り上げる!」と意気込むが…。/バカにしたら蹴り上げる1


「あの頃は、眼帯に憧れましたね(笑)。なんか戦った証みたいでかっこよかったんです。僕だけでしょうか?」

家族の温かさにほっこり。「暖かくして遊べ」

どんなに寒くても外で遊ぼうとするいくる。外出するには薄着すぎるその格好を見た家族たちは…。家族の優しさを感じられる、心温まるストーリー。

寒さに関係なく、外で遊びまわっていた子供時代を思い出す作品。薄着で遊びに出かけようとするいくるを呼び止める家族たちの愛情にほっこり。/暖かくして遊べ1


「外に出かける時は、家族に防寒具を付けてもらってました。まぁ遊んでると暑くなっちゃって、外して忘れて帰るんですけど…(笑)」

雪遊びで人間性がわかる?「君たちの適性」

雪1つとっても、楽しみ方はさまざま。雪合戦で遊ぶ者や魚拓ならぬ人拓をとる者、定番の雪だるまを作る者から、雪だるまを壊す者まで。その様子を眺めながら、それぞれの人間性をチェックすることを楽しむ、いくるの担任の先生視点の作品。

仲曽良さんの作品にときどき登場する、いくるの担任の先生視点の物語。雪が積もった日に校庭で遊ぶ子供たちを眺めながら、生徒たちの適性をチェックしようとする。/君たちの適正1


「雪が降った日は、よく授業が『雪遊び』になりました。先生たちはコーヒーを飲みながら、職員室からにこにこ眺めていたように思います」

寒さで凍えた心を温めてくれた今回の作品たち。次は、どんなストーリーが飛び出すのか?お楽しみに!

取材・文=橋本未来

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