我慢しないことが結婚への近道?同棲から半年後に入籍。15年ぶりに再会した同級生と結婚する話【作者に聞いた】
東京ウォーカー(全国版)
30代前半で5年付き合っていた彼氏と別れ、新しい出会いを重ねても心はときめかず、恋愛から遠ざかり、気付けば推し活に専念しこじらせてしまって…。そんなアラサー女子が高校の同級生と再会し、結婚をするまでの実体験を漫画にした「15年ぶりに再会した高校の同級生と結婚した話」がInstagramで話題となっている。描いているのは、ブロガーのえんさん(@tamago_en)。
今回ウォーカープラスでは、全33話の漫画を6回の連載形式でお届け。新しい出会いにばかり目を向けている女性たちに送りたい「運命の人とはもうすでに出会っているかもしれない」というメッセージと共に、作中で描き切れなかったえんさんの当時の心境もお送りする。
最終回となる今回は、ついにえんさんとハト氏(旦那さん)がついに入籍。何度も喧嘩をし、ぶつかり合って向き合い続けた結果、自然な流れで婚姻届を出す2人。番外編として、えんさんがハト氏に惹かれた理由や、ハト氏がえんさんを好きになった瞬間が描かれた話にも注目して欲しい。



同棲生活、言いたいことを我慢しない秘訣とは?
家出後の喧嘩をきっかけに、言いたいことは我慢せずに伝えるようになったと言うえんさん。そのため、毎週喧嘩を繰り返し、ぶつかり合う頻度が増えた。しかし、少しずつハト氏の言動や行動に変化があったと言う。
「どちらかの不安や不満の比重が大きいことは結果的にお互いに良くないし、『自分の為でもあるけど、相手の為でもある』と思い、言いたいことを溜め込まずに伝えるようになりました。そのように私が不安や不満に感じていることを日常の中で伝えるようにしたところ、彼がその気持ちを理解しようとしてくれて『じゃあこうしていったら良いかな?』と解決策を提示し、実行してくれるようになりました」



そうやって言いたいことを伝えるようになったことで、喧嘩のない穏やかな日々を過ごせるようになったそう。今改めて同棲生活で大切だと思うことは?の質問には「ベースにはそれぞれの生活スタイルがあり、それを尊重することですね」と、えんさん。
「一緒に暮らす以上は相手に合わせないといけない部分は必ず出てくると思います。譲れる部分は譲る、譲れない部分は譲ってもらうなど、片方が極端に我慢することの無いように、落とし所を探っていくことが大切だと思います。私の場合は、夫は朝食や昼食を摂らなくても平気なタイプに対し、私はしっかり食べたい派。同棲当初は夫に合わせて食べるのを我慢していましたが、今思うとすごくバカバカしくて、今は夫を気にせず好きな物を食べて自由に楽しく過ごしています」





結婚後は「安心したような嬉しい気持ち」
いろんな日々を乗り越えて、晴れて夫婦となったえんさんとハト氏。入籍した時の気持ちを聞いてみた。
「『あのハト氏くんと本当に結婚したんだな〜』という、自分でも信じられないようなふわふわした気持ちでした。コロナで結婚式などのイベントも無く日常の中で自然と夫婦になった感じで。名義変更などをしている時にジワジワと実感が湧いてきて『家族になったんだな』と安心したような、嬉しい気持ちになりました」



えんさんとハト氏の物語が完結した後、読者から予想外の感想が多数寄せられたと言う。
「私の予想に反して多かったのが『自分の夫(または彼氏)がハト氏に似ている!』というものでした。『分かる!』という共感の声のほか、『彼の気持ちが分からずもう別れようと思っていたけど、漫画を読んでもう一度話してみようと思った』というメッセージをいただき、読んでくれている方の励みとなったと思うと嬉しかったですね」




最後に、えんさんから「焦らず、でも立ち止まり過ぎず、自分を幸せにするための道を歩んでいってください!」と、婚活女性への応援メッセージをもらった。
自分で行動すること、自分の気持ちに素直になることを大切に婚活を続けたえんさん。自分を幸せにするためのヒントが、彼女の物語には詰まっているはず。婚活に焦り悩んでいる人にとって、彼女の物語が婚活への活力となりますように。
取材・文=左近智子
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