海外で“Ninja”に遭遇!?“忍法・瞬間移動”を決めた現地青年の舞台裏が「かわい過ぎる」と反響【作者に訊く】
東京ウォーカー(全国版)
海外でのハイキングの最中に出会った青年。「I'm Ninja」と“忍術”を披露されるが…?日本からの旅行者ならではのサプライズを描いた体験談漫画に、Twitter上で6500を超える「いいね」とともに、「かわい過ぎる」「じわじわ…とくる笑い」とほっこりする反響が寄せられている。

今回注目を集めたのは、ゲッサン(小学館)で『
海外 縁にまかせて歩くだけ。
』を連載中の漫画家・五箇野人(
@gokayajin
)さんが2月にブログ・SNSで公開した1ページ漫画「海外山登りで青年に忍術を見せつけられる。」。作品の舞台裏について、五箇野人さんに話をうかがった。
山中で出会った青年は「Ninja」と名乗るが…忍術の真相にほっこり
世界各地を単身で旅する五箇野人さん。旅先での出来事を描いたエッセイ漫画「
五箇野人の海外旅日記
」は、『つかれたときに読む海外旅日記』として3冊の単行本が刊行されている人気シリーズで、今回紹介するのは同シリーズの新作エピソードだ。

中南米のとある国でのこと。山頂の展望台を目指しハイキングしていた五箇野人さんは、山の中腹で休憩していた現地の青年と出会う。ささやかな挨拶を交わしてすぐに出発した五箇野人さんだったが、しばらく歩いた先で、先ほど追い越したはずの青年と再び遭遇。

「I'm Ninja」と、忍術で瞬間移動したとドヤ顔の青年に「おお…」とうろたえる五箇野人さん。だが、言葉を失ったのは忍術を目の当たりにしたからではなかった。実は五箇野人さん、青年と一度別れた後、彼が別ルートを猛烈にショートカットする姿を目撃していたのだ。日本人相手に“Ninja”文化でサプライズを決めるつもりだったのだと悟った五箇野人さんは、タネを知っているあまり上手に驚けず、内心申し訳なさを覚えるのだった。
忍者はもちろん空手も!海外で振られる鉄板の「日本ネタ」
偶然出会った日本人を驚かせようと頑張る青年のチャーミングさにほっこりする同エピソード。
五箇野人さんのブログ記事
では作品とともに、実際に青年のショートカット時の写真や再会後の笑顔の姿も公開されており、読者からは「気配も何もかも消せてない」「この頑張り様…好き」という声や、「海外の人の忍者への憧れと情熱が凄いなぁ」と、海外での忍者人気に驚くコメントが寄せられている。
五箇野人さんは「今回のように目的地が同じだったり、以前出会った場所の近くを歩いている時に、同じ人と再会することは割とあります。土地や人によっては毎日同じ場所にいる、という方がそれなりに多いというのも理由としてあると思います」と、海外の旅の最中、現地の人と再び出会うことは決して珍しくないと話す。
一方、今回のエピソードでは青年と再会するまでは「単純にショートカットして登っているなと思いました。日本の登山にもいろんなルートがあるのでハードだけど早い道を選んでるんだと思いました」と、まさかサプライズの仕込みとは思っていなかったと振り返る。
また、五箇野人さんの旅装は甚平や忍ハチマキと、海外の人から見ても「和」を感じさせるいで立ち。それだけに、今回のように海外の方から「Ninja」ネタを振られることは少なくないそう。さらに「甚平が道着に見えるみたいで、個人的には空手などの武道の話を振られることの方が多いです」と、これまでの体験を教えてくれた。
取材協力:五箇野人(@gokayajin)
この記事の画像一覧(全52枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック