コロナ禍の卒業式はなんて素晴らしい!!校長の長い挨拶が省略されて大満足する保護者たち【作者に聞いた】

現在2人の子供を育てながらSNSやブログにて漫画を投稿している母・ぽちまる (@pochimaru877)さん。ポップな雰囲気の育児漫画が注目を集め、子育て世代が育児について共感できる作品ばかりだ。今回は、ぽちまるさんの実体験に基づく、SNSで6000いいねを超える漫画「美容院で聞こえた会話」を紹介。作者のぽちまるさんにコロナ禍での出来事についても伺った。

ある日、久しぶりに美容院へ行くぽちまるさん。席に座ると、近くにいる人たちの話し声が聞こえてくる。お客さんは「昨日、子供の高校の卒業式だったんだけどね…」と話し、担当のスタッフは「そうなんですね。おめでとうございます!」と言いながら髪をカットする。

「そう言えば、そんなシーズンだなぁ」と思いつつ、ぽちまるさんは雑誌を眺める。そして、そのお客さんは「コロナの影響で、だいぶあっさりした卒業式だったのよ」と話し、「悲しい話かな。だとしたら気の毒だな」と思うぽちまるさん。

しかし、想像とは違い「校長とか偉い人の挨拶が省略されたんだけど、とてもよかったわ!」とうれしそうに話すお客さん。

そして、「堅苦しい挨拶は必要ないことに気付いて、コロナ後も省略されたらいいのにねぇ」と笑顔で話す。お客さんの明るい話に、ぽちまるさんもほっとしたのであった。

SNSやブログでさまざまなエッセイ漫画を投稿しているぽちまるさん。今回は、ぽちまるさんにコロナ禍での出来事ついてインタビューした。
――コロナ禍で生活スタイルにも変化がありましたが、ぽちまるさん自身はどのように感じていますか?
「コロナ禍でいろんなイベントが中止になったり短縮になったり、残念で憂鬱な出来事が多いですが、本作に登場するお客さんのように前向きに捉える考え方が素敵だなと思いました」
新型コロナのワクチン接種も普及して、以前よりも落ち着いた状況が続いている昨今。コロナ禍で生活スタイルなどにも変化が見られるが、コロナ後もその生活スタイルは維持されるのか気になるところだ。
取材協力:ぽちまる(@pochimaru877)