無理無理!がん病棟に入院中、それを知らない学校関係者からママさんバレーの誘いが!【作者に聞いた】

鼻腔(びくう)がんになった体験を実話コミックエッセイとして描いた、主婦のやよい かめさん。その漫画をまとめた書籍「鼻腔ガンになった話」が発売中だ。鼻づまりで病院に行ったら、実はがんだったという内容が怖いと話題になっている。

ここでは入院していたときに体験した中から、書籍に描かれていないエピソード「入院中にバレーに誘われた話」を紹介。その時感じたことなどを聞いてみた。

がん病棟に入院中のやよい かめさん。もうすぐ寝ようと思った矢先に一本の電話が…。

バレーボールの誘い…1

バレーボールの誘い…2

バレーボールの誘い…3

バレーボールの誘い…4

バレーボールの誘い…5

バレーボールの誘い…6 (終)


なんと入院中にも関わらず、ママさんバレーの誘いだった。現状を正直に伝えたら、がんと知らずにかけてきた電話の主もびっくり!恐縮して、互いにひたすら謝り倒すことになった。

がんになったら誰にどこまで伝えるか

電話が来たとき、最初は「連絡網で何か学校からのお知らせが来たのかなぁ」と思ったというやよい かめさん。がんのことを伝える範囲や伝え方について考えることになった。「どの人に自分の病気のことを伝えるかは、病気になった人ならみんな考えることだと思います。学校の先生に話さえしておけば、子ども会や学校の役員の人に連絡が伝わるものかと思っていたんですが、まったくそうではありませんでした。特に子ども会や学童、町内会は学校とは別組織なので、そちらの方にも改めてお話しないといけなかったんだなと、がんになって初めてわかりました」

その他にも感じたことがある。「子供たちが仲良くなった親御さんには伝えておくべきだったかなと後から感じました。うちの子供から断片的にがんだと聞かされると、ものすごく心配させてしまいますし。近い距離にいるからこそ知っていてもらったほうが、モヤモヤしなくていいのかなぁと思いました」

実際に正直に病気を話したことで、よかった面も。「周囲の方々が優しく『大変な時は子供預かるよ』って言ってくれたことが、味方が増えたようでとてもうれしかったです」

取材・文=折笠隆

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