「次は早くやってね」「テキパキできるよね」パートの先輩の圧が強すぎ!!定時に上がりにくい職場で働いています【作者に聞いた】

子供が幼稚園に通っている短時間にできるパートはないかな?と探してみたところ、14時で上がれるパートを発見!条件や待遇がぴったりで、早速勤務してみるものの先輩パートの圧が強すぎて、なんだかタジタジ。言葉の端々に混じるセリフは嫌味なのか、それとも性格なのか。星河ばよ(@bayo_fantasy)さんの『パート先の先輩がこわい』を紹介する。
星河ばよさんは、Instagramやブログで発達障害グレーの長男の日々をメインに描く。今回は実際に星河さんが体験した、定時に上がりにくいパートに勤務した時の体験談だ。
ぴったりな条件の「パート」だけど定時に上がりにくい?

幼稚園の通園にも慣れ、突然の発熱などの病気も減ってきた頃、パートでもしようかな?と思った。しかし、短時間でできるパートタイムを探すのは難しく、お迎えの時間をオーバーしてしまう条件ばかり。

そんなある日、ぴったりの募集要項が見つかった。勤務は9時から14時まで。場所は、大学の購買部。食品の他に、本の検品や教科書販売などが主な仕事だった。

条件はぴったり。一つ気になったことといえば、「定時で上がりにくい」という言葉。忙しいから上がりにくいのか、鈍臭い自分にできるか不安が募った。

久しぶりの職場復帰。いろいろ教えてくれるけれど、いいえぬ「圧」を感じてタジタジする。パート初日も与えられた仕事を終えることができず、上がりにくい雰囲気に焦った。どんくさいけれど何とか仕事についていこう頑張る日々。しかし、先輩の圧は強まるばかりで――。

――育児日記のほかにも「義母と距離を置きたい」など、気になるエッセイ漫画を描いていますね。イラストを描くことになったきっかけを教えてください。
ありがとうございます。学生時代は部活で漫画を描いていましたが、会社員になってからはすっかり遠ざかり、子供が生まれてからは自分の時間が全くない毎日でした。わずかな息抜きにSNSを見ていて、すごく共感したのが「育児系のつぶやき・育児漫画」でした。読みながら、いつか自分もデジタルで漫画を描いてみたいなと思っていました。

――パート先での人間トラブル。本作を描き始めたきっかけを教えてください。
今までどんな人とでもなんとかやっていけると思って生きてきましたが、先輩(アカオさん)とは最後まで打ち解けられませんでした。嫌われていたのがよくわかったし、いろんな人がいるとは思いましたが…。そのあたりの私のもがきと奮闘は、漫画でお楽しみください(笑)。

――待遇ともに良い条件ですが「定時で上がりにくい」という職場。第1話から怪しい雰囲気ですね。
面接の時に実際言われたセリフですが、パートが「定時で上がりづらいってどういうこと?」と不思議に思いましたが入社して納得。先輩の圧が、毎度怖かったです。

――見た目で判断してはいけませんが、怖い先輩というのはどこの職場にもいるものですね。コメントにも共感される方が多いですがいかがですか?
どこにでも一人か二人はいますよね。理由を考えるのはもはや無意味かもしれませんが、いつも「なんでだろう?」「なぜこの人はこうなんだろう?」と思っていました。自分がいじめられる理由を一生懸命考えていたように思います。
――最後に、読者の方にメッセージをお願いします。
この漫画の他にも、Instagram、はてなブログ、Twitterで主に長男の発達障害(グレーゾーン)について発信しています。ぜひ、チェックしてくださいね!
先輩の圧に耐えながらパートを頑張る中、一番大変だという教科書販売に回される。先輩たちと離れて勤務でき、話かけてくれるパート仲間もできるが、先輩たちの圧はどんどん強くなっていく。
取材協力:星河ばよ(@bayo_fantasy)