【漫画】どうしてBB弾を集めてたんだろう…。子供時代の遊びは理解不能!?昭和を舞台にした“思い出漫画”
昭和を思わせる世界観を舞台に、子供時代の“あるある”を切り取った漫画『しなのんちのいくる』をSNSに投稿している漫画家の仲曽良ハミさん(@nakasorahami)。Instagramのフォロワーは17万人にのぼる。
『しなのんちのいくる』の主な登場人物は、生意気盛りの男の子「いくる」、中学生の姉「しなの」を中心に、その家族や個性豊かな友達たち。どこにでもいるような親しみあふれるキャラクターたちが繰り広げる、思わず「あった!あった!」と言いたくなる日常の1シーンを切り取り、ギャグタッチで描いていく。
今回は、ゴールデンウィークにこそ読んでほしい“子供の頃の遊び”を思い出す5つの作品を紹介!仲曽良さんに作品についてのひと言ももらった。
想像力が爆発!?「BB弾を拾い集めてた思い出」
大人になって子供時代を振り返ると、「なぜあんなことに夢中になっていたんだろう?」と思う遊びが多いはず。いくるも同じく、道端に落ちているBB弾を収集するのが大好き。その思いが強すぎて、ついには想像を絶する遊び方を考案する!子供らしいおバカ感があふれた作品。

「昔は、そこら中にいろんな色のBB弾が落ちていて僕も集めていました。なかでも、蛍光色がお気に入りでしたね!」
張り切りすぎちゃったぜ!「最速!スーパーカー自転車」
誰も持っていないレアな物を持っていたら、とにかく自慢したかった子供の頃。この作品に登場するジュンもまったく同じで、誰もが憧れる高性能自転車を乗り回し、いくるたちに自慢しまくるが…。嘘のような結末に注目!

「ジュンが乗っていたのは、子供たちの憧れの自転車でした。なかにはスピードメーターまでついているのを乗っている子もいました。うらやましかったですね~」
コンビニでわくわくした時代があったんだ「夜のコンビニ」
今でこそ当たり前になった24時間営業のコンビニが、まだまだ珍しかった時代。子供にとっては遊園地に足を踏み入れるような、わくわくする空間だった。いくるとしなのもコンビニに強い興味を持ち、今までにない体験を噛みしめる。些細なことに感激する2人の表情がかわいい!

「24時間営業のコンビニが続々とできた時代でした。せっかく夜も営業しているので、わざと夜に行ってみたりしましたね」
覚えとけよ!「姉ちゃんの友達」
小学生にとって中学生は、体力的にも頭脳的にも到底かなわない存在。よく家に遊びに来るしなのの友達・ミッちゃんも、いくるにとってはかなわない相手の1人。美容室ごっこの客役を無理矢理やらされれるなかで、いくるは密かにリベンジを誓う。

「よく姉たちの人形にさせられていましたね。弟とは、そういう運命なのだと思います(笑)」
ジュースを買うのにもひと悶着!「第二候補って何だよ!」
次々と新しい遊びを生み出すいくる。この日も、友達と2人で自動販売機の前に立ち、「1本しか購入できないジュース」をテーマに、おかしな遊びを思い付く。それは、お互い飲みたいジュースのボタンを同時に押して、出てきたほうを飲むというもので…。絶妙に物悲しい展開に!

「子供の時はジュースも分けて飲んでましたから、何にするか揉めましたね。同時に押すと見せかけてちょっとだけ早く自分の飲みたいのを押したりしていました。今考えると、悪いことしましたね(笑)」
子供時代の遊び方を思い出し、つい微笑んでしまう今回の作品。次は、どんなストーリーで楽しませてくれるのか?乞うご期待!
取材・文=橋本未来