入社初日から待ち伏せされ「家行ってもいい?」ロックオンされたら退職するまで終わらない…本当にあった職場ストーカー“マリィさん”の恐怖【作者に聞く】
Instagram(
@negimayo3
)とブログ「
ここはネギマヨ荘
」で、自分たちの経験を漫画にして発信しているねぎまよさんは、作画担当のネギさんと原作と塗りを担当するマヨさんの二人組。恐ろしすぎる職場のストーカー「絶望のマリィさん」をはじめ、会社の仕事しない後輩&先輩の話「他力本願!貴方が全部なんとかしてよね」、不思議系かまってちゃん「こじらせテル子と波乱の飲み会」など数々の出会った“ヤバい人”とのエピソードを投稿。

一方、別アカウント(
@negimayo3manga
)では、作画と原作の担当を交代して、娘の友達の父親がストーカーになった話『助けて!娘の友達のお父さんに粘着されています!』など家庭でのトラブルを題材にした実話漫画をアップしている。
実体験とは思えないぶっとんだエピソードは、“ヤバさ”が全面にあふれる絵柄やテンポのよさもあいまって一気読みしてしまう人が続出!今回は、作品を描くことになったきっかけやこだわりなどを聞いた。
――簡単に自己紹介をお願いいたします。
「Instagramで過去に出会ったヤバイ人の話を描いているねぎまよです。ネギとマヨの二人で活動しています。ネギがネギ好きで、名前が先にネギに決まっていたので、ネギに合うのは…マヨネーズだ!ということでマヨ、二人合わせてねぎまよになりました」
――インスタやブログで投稿をはじめられたきっかけ、その理由を教えていただけますか?
「もともとネギが『根岸ネギ』名義でイラスト制作などをしていたのですが、マヨが『原作を作るから漫画を描いてみたら?』とネギに勧めたのがきっかけです。本アカウント(
@negimayo3
)では、マヨが話を考えて背景などを担当、ネギがメインで人物画を描いていて、主婦向けマンガアカウント(
@negimayo3manga
)では、反対にネギが原作、マヨが作画をさせていただいています。お互い一人では漫画を完成させられないタイプなので、二人でなんとかやっていけていますね。ブログは、投稿をきっかけに声をかけていただいてやることになりました。


主婦向けマンガアカウントで連載している『助けて!友達のお父さんに粘着されています』もかなり支持をいただけて、前作を上回るPVを獲得できました。よろしければそちらもぜひチェックしてみてください」
――「絶望のマリィさん」を描こうと思われたきっかけや、執筆時にこだわったポイントを教えてください。



「この作品はネギの兄の体験談なのですが、話を聞いたときに『男女逆でもこういう話ってあるんだ!』と意外に思ったのがきっかけです。マリィさんは実在する本人に似せてしまって特定されてしまうとまずいので、デザインの部分はマヨの想像なのですが、カラコンをしていてもかわいい服を着ていても怖くなるように意識しました」
――いろいろな作品を執筆されていると思いますが、特に思い入れのある作品やシーンを教えてください。



「一番人気が出たのは、前作の『俺の手作りおでん食べてください』で、アカウントの方向性が決まった作品でもあります。気持ち悪いおじさんに好かれてしまった話は連載中の『合鍵おじさん』にも通じています。




Instagramで漫画投稿を始めて一番最初の作品が『マヨとひとみシリーズ』と呼んでいるシリーズで、マヨが小学生のときに転校した同級生が異常に執着してきてあんなことやこんなことをしてくる話なんですが、最初の作品ということもありこちらも思い入れがありますね。高校生のときに再会したら、友達の好きな人を寝取るわ、マヨの好きな人に嘘ばかりの悪口を吹き込むわ、盗聴疑惑も出てくるわで大変でした。この作品を描き終えたときはかなり達成感がありました!



そのほか、ネギマヨがいまだに好きな作品が『僕は優等生』です。これは近所に住んでいたサイコパスな友達のお兄ちゃん・ショウくんのお話です。自分は絶対に手を出さないのですが、退屈しのぎに周りの子たちにいろいろと指示を出してやらせるショウくん。マヨはそんなショウくんに対して恐怖や違和感を感じるのですが、“優等生”の仮面をかぶっているので周りはまったく理解してくれません…。この作品は話の後半になるにつれてコメントも増えてきて、いただいた応援コメントを読みながら描くのがとても楽しかったです」
――執筆される際、こだわっているポイントや込められている思いを教えてください。

「作画に関して私たちはどちらかというと名前より顔で覚えるタイプなので書き分けを強く意識しています。また1話につき一回は盛り上がる見せ場を持ってくるようにして、毎話楽しんでもらえるように心がけています。ネギマヨの2人もそっちの方が描いていて楽しいです」
――特に大きな反響があったエピソードや印象的だったコメントを教えてください。

「イケメンサイコパスの『僕は優等生』のあとに、『俺の手作りおでんたべてください』を描かせていただいたのですが、内容がしんどいので、おでんを持ってくる隣人をイケメンにした方がいいかというアンケートを取ったんです。そうしたら、みなさん『気持ち悪いおじさんでも大丈夫』と答えてくださったので、全力で気持ち悪く描かせていただけました(笑)。このときに、フォロワーのみなさんと作品を作れているなぁと実感しましたね」
――記事を読む方に向けてメッセージをお願いします。
「読んでいただきありがとうございます。コメントやいいね、ブックマーク、ブログ訪問など、たくさんの読者様、フォロワー様の応援に支えられて、楽しく漫画を描かせていただけています。毎日21時更新で、“一日の終わりのちょっとしたスリルを”をコンセプトに投稿しているので、スリルを求めている方や、ホラーは苦手だけどヒトコワ系ヒューマンホラーは好き!という方にぜひ見ていただきたいです。バイト先で出会った、人のものがうらやましくなるチョコちゃんのことを描いた新連載『欲しがり屋のチョコちゃん』もまもなくスタートします。

一方、主婦向けマンガアカウント(
@negimayo3manga
)はお昼12時に更新しています。こちらではイクメンの仮面をかぶった夫が不倫相手の家に頻繁に息子を連れて行っていたという友人の実話『最悪!夫の二重生活~息子を愛人に合わせるイクメン夫~』を連載中です。まだまだ書きたいエピソードがたくさんあるので、どちらのアカウントもぜひフォローいただけたらうれしいです!今後とも応援よろしくお願いします」
取材協力:(@negimayo3)