勝手に異性が寄ってくる!とある雄ペンギンが“爆モテ”する理由【独占取材】
水族館をこよなく愛する漫画家・まつおるか (
@matsuorca524
) さん。今回はまつおさんの作品から、すみだ水族館で暮らすマゼランペンギンたちの複雑すぎる関係性を描いた「下町ペンギン物語」をご紹介。本作を監修した飼育員の方々へのインタビューとともに、ペンギンたちが織りなす濃密な恋愛模様をお届けする。
※本記事の漫画は書籍「下町ペンギン物語」からの抜粋となります。テキストについては2022年の取材情報となりますのでご了承ください。



モテる秘訣は「大人の余裕」?
マロンは最近急にモテるようになりました。すみだ水族館のペンギンたちはオスが頑張る傾向にあるのですが、マロンの場合はマロンからはメスにアタックに行かないんです。それがまたメスたちを夢中にさせているんでしょうか。大人の余裕なのか、マロンは平和主義とも言える気がします。
ペンギンはどちらかというと、一途な生き物だと言われています。今、すみだ水族館のメスペンギンたちの中では、一時的な“マロンブーム”なのかもしれません(笑)。実はこの間まではアケビがモテていたんですよ。アケビはいい声をしていて、恋を知らないメスペンギンは、声で恋を知るとも言われているんです!

愛あり、友情あり、悲恋あり。人間関係以上に複雑な“ペンギン関係”を、ぜひ水族館に足を運んで観察してみてほしい。