母と息子の立場が逆転!?蚊を退治した母が放つ「死んだ」という言葉に3歳児から注意される事態【作者に聞いた】

現在2人の子供を育てながらSNSやブログにて漫画を投稿している母・ぽちまる (@pochimaru877)さん。ポップな雰囲気の育児漫画が注目を集め、子育て世代が育児について共感できる作品ばかりだ。今回は2作品の育児漫画を紹介するとともに、著者に本作に登場する息子さんが描いた絵の感想などについても伺った。
母が放つ「死んだ」発言を注意する息子
ある日、次男のなーちんの近くを蚊が飛んでいるのを発見。ぽちまるさんは急いで素手で退治しようと奮闘するが、なかなか捕まらない…。

やっとの思いで蚊を退治し、大きな声で「やった!!死んだ」と息子たちの前で言う。その一部始終を見ていた長男のおってぃーは、「ママ、『死んだ』じゃなくて『倒した』っていいな?」とぽちまるさんに一言放つ。実は、過去にぽちまるさん自身がおってぃーに同じことを注意したが、おってぃーからそっくりそのまま注意されてしまうという、なんとも皮肉な結果になったのであった。

3歳児の息子がまさかうつ病…!?
ある日、おってぃーの保育園での製作物を見ると、真っ黒な物体が描かれている。イースターの卵に色を塗る作品なのだが、どう見ても卵には見えない…。ぽちまるさんは心のSOSなのかと思い、弟が生まれたことによる心の闇を表しているのかと感じてしまう。

ぽちまるさんは「ねぇ、どうして卵を黒く塗ったの?」と聞くと、「それ卵じゃなくて虫歯なんだけど!」と言う。どうやら丸いところが歯で、黒い部分は虫歯を表しているようだ。その言葉を聞いたぽちまるさんは一安心。何はともあれ、うつ病や心の闇じゃなくてよかったと思うばかりであった。

SNSやブログでさまざまなエッセイ漫画を投稿しているぽちまるさん。著者に本作で登場した絵を見たときの心境について聞くと、「本作でも描いていますが、率直に『うちの子病んでる?』と思いました。弟が生まれたことによる寂しさから心に闇が広がったのかなど、瞬時にいろんな思考を巡らせてしまいました…」と話してくれた。
おってぃーが描いた絵が虫歯だと知ったときの気持ちについて伺うと、「卵を歯に見立てて虫歯を表現したかったようで、闇じゃなくてよかったです。『黒=ダメ』って決めつけがよくなかったですね。子供の柔軟な発想を大事にしていきたいと思います…」と語る。
取材協力:ぽちまる(@pochimaru877)