「人間はチョロい」に異論なし…!!2匹の猫の“カワイイとカワイイのビックバン”にキュン死【作者に聞く】

「人間はチョロい」お猫様にそう思われてる飼い主も多いのでは…?はるしおん(@haruharucyon)

「人間はチョロい」そう思っているのは、保護施設から引き取られてきた“ういろう”。足にスリスリしたり、おもちゃをとくわえてきたり、ぶりっ子に余念がない。しかし彼にはライバルがいた…!それは先住猫の“すあま”。すあまは老齢のおじいちゃん猫で、自分をライバル視するういろうをやさしく見守っていた。これは2匹の猫が家族になっていく過程を描いた物語だ。

猫は本当にぶりっ子する!!ぶりっ子しているとわかっていても、かわいいものはかわいい!!はるしおん(@haruharucyon)


ういろうが人間にぶりっ子するのには、実は理由があった。保護施設の職員さんによると、ういろうは元飼い猫だった可能性が高いという。…ということは、一度人間に捨てられた悲しい記憶を持っているということ。新しい家では、ちゃんと気に入られて二度と捨てられないよう気が張っているように、現在の飼い主には見えるのだそう。ういろうの過去に、何があったのだろうか?

目に傷ができただけで「もういらない」と言われ、捨てられた過去が…!?はるしおん(@haruharucyon)


そんなある日、ういろうが昼寝から目が覚めると、風呂場の方角からいつも穏やかなすあまの悲鳴が聞こえてきた。「まさか溺れて…!!」、部屋を見渡しても飼い主の姿はない。ういろうは風呂場へと走り出した――「おれさまが今助けてやる!」。

すあまの悲鳴にういろうは焦るはるしおん(@haruharucyon)


この漫画を描いたのは、ラブコメを得意としているはるしおん(@haruharucyon)さん。LINEマンガやcomicoで縦読みカラー漫画の連載経験もあり、2022年からは趣味で描いた漫画をSNSにアップしたり、憧れだったコミティアにも参加するようになったという。本作品「ういろうとすあま」について話を聞いてみた。

――普段、猫漫画はあまり描かれていないようですが、「ういろうとすあま」を描こうと思ったきっかけを教えてください。

実家で猫を飼っているので、いつか猫ちゃんを主人公にしたお話を描いてみたいとずっと考えていました。なので今回ひとつ目標が達成できました!

――今後本作品の続編、または別の猫漫画を描かれる予定はありますか?

今のところ続編の制作予定はありませんが、機会があればまた猫漫画を描いてみたいです。ういろうとすあまはお気に入りのキャラなのでイラストなどは時々あげるかもしれません。

すあまを助けに走る!!はるしおん(@haruharucyon)


――今後はどのくらいのペースでSNSに作品をアップされますか?

9月のコミティア145に向け短編集を制作中ですので、近々漫画を再掲したり作品のサンプルをアップしたいと思っています。SNSにアップしているショート漫画「疑い深い女の子が浮気調査する話」の続編も描き下ろして収録予定です。

カワイイとカワイイのビックバン…はるしおん(@haruharucyon)


新しい猫を迎え入れる際は、先住猫との相性が気になるところ。今回のういろうとすあまの場合は、お互い少しずつ距離を縮め、仲良くなることに成功。心を閉ざしていたういろうも、おじいちゃん猫・すあまのやさしさに包まれ、すっかり家族となれたようだ。ちなみにおいしそうな名前の2匹だが、「すあま」は西日本エリアではまったく馴染みがない和菓子。東日本ではメジャーだが、西日本では食べたことがないどころか、名前を聞いたこともない人が大半!西日本在住の筆者は、写真を見てもかまぼこにしか見えない。今回の漫画のタイトルで、ピンク色の和菓子が頭に浮かんだ人は東日本在住、もしくは出身者ではないだろうか?

取材協力:はるしおん(@haruharucyon)

この記事の画像一覧(全45枚)

Fandomplus特集

マンガ特集

マンガを読んで「推し」を見つけよう

ゲーム特集

eスポーツを「もっと知る」「体験する」

ホビー特集

「ホビー」のトレンドをチェック

注目情報