【漫画】受験生の葛藤や、ラジオ体操でやたら張り切る人…昭和を舞台に描く“子供の夏休みあるある”に共感!
東京ウォーカー(全国版)
昭和を思わせる世界観を舞台に、子供時代の“あるある”を切り取った漫画「しなのんちのいくる」をSNSに投稿している漫画家の仲曽良ハミさん(@nakasorahami)。Instagramのフォロワーは17万人にのぼる。
「しなのんちのいくる」の主な登場人物は、生意気盛りの男の子「いくる」、中学生の姉「しなの」を中心に、その家族や個性豊かな友達たち。どこにでもいるような親しみあふれるキャラクターたちが繰り広げる、思わず「あった!あった!」と言いたくなる日常の1シーンを切り取り、ギャグタッチで描いていく。
今回は、子供時代の夏休みを思い出す5つの作品をご紹介!仲曽良さんにも作品についてコメントをもらった。
“今”と“将来”に悩む受験生が主人公!「今が一番大事ってことか」
小学生のときは遊んでばかりだった夏休みも、受験生にとっては長く勉強の時間がとれる大切な時期。この作品に登場するまさるは、「受験勉強をしなければ」と思いながらも、大好きな野球への未練を捨て切れない様子だ。そんななか、まさるはいくるたちの野球に参加することになり、大切なことに気づく。
「小学生たちが意外に本質をついてくる、いいお話になったと思います。この話は僕も気に入ってます!」
真似したいお年頃!「父さんのサンダル」
子供の頃は、何でも大人の真似をしたくなるもの。幼少期のいくるも同じく、早朝に父のサンダルを履いて外に出てみることに。大人に憧れる子供のかわいらしさにあふれた作品。
「父のサンダルとか母の“つっかけ”をよく履いていました。自分のサンダルを買ってもらうまでやってましたね(笑)」
禁断の味に挑戦!「母さんのカルピスは薄い」
健康を気遣っているのか、それとも節約のためなのか…。母が作る薄味のカルピスでは物足りなくなったいくるは、こっそりと“濃いめのカルピス”を作る。禁断の味に触れたいくるの表情は必見!
「友達の家でカルピスを出されたとき、我が家のとは違って、濃くておいしくて。ショックを受けましたね(笑)」
決死のダイブ!「向こう側へジャンプよ!」
水辺で生き物を捕まえようとするいくるたちは、飛び越えられるか微妙な幅の用水路をジャンプしようとする。クラスメイトの女子・マッキーが成功したのを見て、いくるは…。
「夏になると、用水路でザリガニなんかを捕って遊んでいましたね。盛り上がってくると、必ず誰かが落ちていました(笑)」
お菓子だけが目当て!?「夏休みのラジオ体操」
夏休みの定番といえば、早朝のラジオ体操。しかし、だいたい眠さのほうが勝ってしまい、憂鬱な気持ちで無理矢理参加していた人も多いはず。いくるたちも、眠さに耐えながらラジオ体操に参加する。そこには、驚くほど元気で熱血なお兄さんがいて…。
「僕は朝が弱いので、ラジオ体操が本当に苦手でした…。僕の地域は皆勤賞の賞品がノートや鉛筆でしたが、当然一度ももらえませんでした(笑)」
夏休みの思い出が鮮やかによみがえる今回の作品。次回は、どのような作品で懐かしい気持ちにさせてくれるのか?お楽しみに!
取材・文=橋本未来
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