貧乏も悪くない!25歳で1000万円の貯金を達成した作者、「無職ファミリー」の生活とは?【作者に聞く】
生まれたとき、なんと両親は無職。25歳のときに、子供のころからの夢だった1000万円の貯金を達成するも、幸せとはほど遠く……。アラサー女性の等身大の幸せを考える鈴芽とろさんのコミックエッセイ「1000万円貯めたけど病んだ話」の連載がウォーカープラスでスタート。

第2回となる今回は、「無職ファミリーの生活」をお届け。大人になり、実家で両親が無職だったときの通帳を発見したとろさん。そこで見た衝撃の内容とは…。
第2回「無職ファミリーの生活」










作者の鈴芽とろさん「今、急に自給自足の生活になっても生きていけると思います」
――両親が無職でも「悪いことばかりではない」と書かれていますが、小さいころの貧乏生活エピソードで、とくに楽しかった思い出というのはありますか。
とにかく毎日、公園に行けるのが幸せでした。しかも両親がいる状態で長時間。子供にとっては超贅沢な環境だったなあと思います。
――作品の中にチラっと書いてある「釣った魚で生活していたとき」というのは…?
言葉の通り、自分たちで釣った魚をご飯にしてました(笑)。ほかにも山菜を採ったり、農家の親戚を手伝って野菜をもらったり。今、急に自給自足の生活になっても、ある程度生きていける気がします。
――最近では、ご近所の人とのおつきあいがあまりないという人も多いのではと思うのですが、とろさん一家が“マブダチ”になったという「おじい」さんとのおつきあいは、長く続いたのでしょうか?
私が中学生のときに亡くなってしまったのですが、そのときまで付き合いは続いていました。学校行事に全部来てくれたり、誕生日に毎年お祝いしてくれたり、お泊まり会したり。育児もサポートしてくれて、両親も心強かったようです。
――とろさんが学校ではずっと皆勤賞というのもすごいですね!周りの人と比べて体は丈夫ですか?
丈夫です…友人との食事会で私以外全員、食中毒になったときがあって。傷んだお刺身が原因だったんですけど、私もモリモリ食べてたんですよね。皆が苦しむ中、私だけピンピンしていて恨まれました。
――この連載を読んだご両親から何か反応はありましたか。
どのエピソードも両親にとっては、特別なことではない、ただの日常なので…このように漫画の形になったことに驚いていました。でも、それ以上にうれしかったそうでニコニコ感想を教えてくれました。
【以下、この連載の第1話】



次回、小学生になったとろさんの価値観を変えたできごととは?第3回の更新は、9月21日(木)20時を予定。