施設に入り息子や孫に会えない97歳の女性!?患者と家族を繋ぐために看護師が取った意外な行動とは!?【作者に聞いた】

幼少期から絵を描くことが大好きで、漫画家として活動中のアヤさん。現在は看護師・看護学生向けの総合WEBメディア「ナース専科」にて看護師のエピソードを基にした漫画を連載している。今回は、ナース専科にて公開されている中から「私が看護師カメラマンになったきっかけ」を紹介するとともに、作者に看護師とカメラマンという働き方についても聞いた。

ある夏の日、Aさんという97歳の女性患者を受け持つことになった主人公の看護師。Aさんは孫の成人式のお祝いで撮った写真を見せてくれ、Aさんが孫の着物を着付けしたことを教えてくれる。うれしそうに話すAさんだが、家族は遠方に住んでいるため、頻繁に面会に来ることはなかった。

それから半年ほどが経ち、Aさんは帰らぬ人となった。主人公はAさんの笑顔が忘れられず、患者とその家族の間の空白を埋める看護がしたいと考えるようになる。

そして、現在は看護師として働きながら、カメラマンとして利用者の写真を撮る活動もしている。Aさんとの出会いをきっかけに新たな夢を実現させ、これからも精進していきたいと思う主人公であった。
本作以外にもさまざまなナース漫画を投稿しているアヤさん。今回は、作者に看護師とカメラマンという働き方について伺った。
――看護師とカメラマンという働き方について、どのように思われますか?
とても素敵なお仕事だと思います。ご家族にとって今どのように過ごしているかは、実は病気の進行状況や現状よりも1番気になることなのかもしれないと、この漫画を描きながら思いました。
身内が施設に入ると頻繁に会うことは難しいかもしれないが、写真を撮ることで近況がよりリアルに伝わる。「ナース専科」にて連載している漫画は、実際に看護師から募集したエピソードばかりだ。そのほかの作品も掲載されているので、気になる人は読んでほしい!
取材協力:アヤ(@aokitajimaru)