BBQ大好き、冬アイス、パチンコになったアニメは詳しい!北海道あるある溢れる日常に染まる【漫画の作者に聞く】

横浜育ちの学生が北海道の稚内へ就職!最北の地で目にした“北海道あるある”を綴る漫画 「しろまる最北日記」 。作品の中では、作者の高木さんが白丸あすか ( @Asuka_Shiromaru ) という架空のキャラクターとなり、現地での体験を漫画にして共感や笑いを誘っている。そこで漫画をリメイクした連載をスタート。今回のエピソードのテーマは 「最北端の日常」 。漫画に込める思いなどを聞いてみた。

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北海道最北端の日常で感じること

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仕事をしていると、「明日ウチに来ない?」と同僚からBBQの誘いが。北海道ではよくある光景だ。

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横浜から稚内に移住しても、言葉の違いで困ることはほとんどない。ただし、初見の人が戸惑う方言もある。「なげる」「したっけ」「なまら」「しばれる」「わや」など。

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雪国は防寒対策が徹底しているため、横浜の冬との体感差は思ったほどではない。道民の楽しみは、寒い冬に暖かい部屋で、冷たいアイスを食べること。

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ネットのおかげで、稚内でもオタ活に不便はない。漁師やおじいちゃんの口から意外なアニメ作品の名前が出ることもある。ただしすべてパチンコになっているアニメだが…。

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「こんな何もないところへ」と、よく言われる。それに対して返す言葉は「何もないがあるんだよ!」。都会にはない非日常を楽しむことができれば、地方移住はおもしろい。

とにかくBBQが好き

道民が何かとBBQを楽しむという描写が出てくる。「夏場の休日に住宅街を歩いていると、香ばしい匂いと賑やかな声が漂ってきて、家の敷地内でBBQをしている光景がかなり頻繁に見られます。大型連休で親戚が帰省してきたとき、職場の打ち上げ、ご近所さん達の定例行事など、何かと人が集まるたびに道民は肉を焼きます。一軒一軒の土地が広い北海道郊外ならではの慣習です」

学生時代に長期アルバイトで知床にいたときは、アルバイトでよくBBQをしていたそう。「通りすがりの観光客が飛び入り参加して、皆で炭火を囲ったこともありました」。冬が長く厳しい代わりに、夏の間に暖かい陽の下で思う存分肉が焼ける喜びを享受しているのだろう、と作者の高木さんは語る。

「何もないがある!」が魅力に感じられるかどうか

「何もないがある!」についての考え方は、価値観によるという。「同じ景色を見ても、人によって捉え方が180度変わってくるということです。私のような都会出身者は自然を求め、反対に地方出身者は華やかな都会に憧れを抱きます。隣の芝生は青く見えるもので、お互いにないものねだりをしているのです。裏を返せば『何もないがある』を魅力と感じない人は地方への移住に向いていません」

取材・文=折笠隆

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