初めて尽くし!ジャイアントパンダ界の“グレートマザー”梅梅(めいめい)がスゴイ理由とは?【独占取材】

東京ウォーカー(全国版)

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和歌山県・白浜。リゾート地としても人気の街に、開園から45年を迎えたテーマパーク「アドベンチャーワールド」がある。ここは“日本一のパンダファミリー・浜家”が暮らすテーマパークとしても知られ、園内には、これまで10頭のジャイアントパンダを産み育てた良浜(らうひん)という、メスのお母さんパンダがいる。

「パンダのミライー浜家・良浜 いのちの物語ー」#10(1/10)漫画=遥那もより/取材協力=アドベンチャーワールド

良浜(らうひん)が、10頭の母になるまでに、どのような物語があったのだろうか―。中国国外の飼育施設で世界一の繁殖実績をあげる「アドベンチャーワールド」。そこで暮らす良浜(らうひん)の命の物語を「パンダのミライー浜家・良浜 いのちの物語ー」と題し、取材をもとに遥那もよりさん( @moyoribiyori )の漫画とともに届ける。

「パンダのミライー浜家・良浜 いのちの物語ー」#10(2/10)漫画=遥那もより/取材協力=アドベンチャーワールド

「パンダのミライー浜家・良浜 いのちの物語ー」#10(3/10)漫画=遥那もより/取材協力=アドベンチャーワールド

良浜の母・梅梅の得意技「ぐるぐる」誕生秘話とは?

今回は、アドベンチャーワールドでは初のジャイアントパンダの出産となった、梅梅(めいめい)が良浜を産んだときのエピソードを紹介する。

初めての出産でノウハウも少ないため、中国からエキスパートが来日し、アドベンチャーワールドの飼育スタッフたちに、パンダの出産にまつわる、さまざまなことを教えてくれた。

「パンダのミライー浜家・良浜 いのちの物語ー」#10(4/10)漫画=遥那もより/取材協力=アドベンチャーワールド

その中に、母乳を出しやすくすると言われる、中国直伝の生のフナと生の落花生を用いたスープがあった。アドベンチャーワールドのスタッフは、その特別なスープを作るために、必死に探したという。どんな味だったか、どんな見た目だったかは、知る人が少なく、詳細はわかっていないが、後にも先にも、中国直伝のスープは、梅梅が良浜を出産した以降は登場しなかったそうだ。

「パンダのミライー浜家・良浜 いのちの物語ー」#10(5/10)漫画=遥那もより/取材協力=アドベンチャーワールド

「パンダのミライー浜家・良浜 いのちの物語ー」#10(6/10)漫画=遥那もより/取材協力=アドベンチャーワールド

「パンダのミライー浜家・良浜 いのちの物語ー」#10(7/10)漫画=遥那もより/取材協力=アドベンチャーワールド

その後、梅梅による良浜の子育てでは、中国のエキスパートも驚く瞬間があった。

それは、梅梅が、良浜を舐めたあと、口で良浜を持ち上げ、その体をぐるぐると回し始めていたのだ。飼育スタッフたちが心配そうにしているなか、良浜は嫌がる様子もなく、むしろ気持ちよさそうにしていた。そう、赤ちゃんを回転させることで、梅梅なりに、赤ちゃんをあやしていた。

「パンダのミライー浜家・良浜 いのちの物語ー」#10(8/10)漫画=遥那もより/取材協力=アドベンチャーワールド

この動きは、後に梅梅の得意技「ぐるぐる」として語り継がれている。

「パンダのミライー浜家・良浜 いのちの物語ー」#10(9/10)漫画=遥那もより/取材協力=アドベンチャーワールド

「パンダのミライー浜家・良浜 いのちの物語ー」#10(10/10)漫画=遥那もより/取材協力=アドベンチャーワールド

梅梅は、ほかにも、同時に育てることが出来ないと言われていた双子を産んだ際に、2頭の赤ちゃんを同時に抱きかかえ、授乳するシーンが見られた。飼育下のジャイアントパンダでは、梅梅が初めてだった。そんな功績から“グレートマザー”と呼ばれている。今や、10頭の母となっている良浜を産んだ母は、正真正銘のグレートな存在だったのだ。

奥が深い、ジャイアントパンダの出産と子育て。今後も、そんな母・良浜(らうひん)の命の物語をつづっていく。

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