【ホラー漫画】金縛りにかかったあとに人の気配が。聞こえてきたのは「大好きだよ」という男性の声で…【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
知人や自身が体験した怖い話を描いたコミックエッセイをブログやInstagramで配信しているぱるる(@palulu_diary)さん。物心がつく前から「この世のものではない何かがいる」と無意識に感じ、今でも霊感があるそうで、「目に見えるものだけがすべてではない」という想いで漫画を描いているという。
時には体調に影響が出たり、身の危険を感じたりと、不可解な出来事をたくさん経験されているぱるるさんだからこそ表現できるリアルな怖さや不気味さに、背筋がゾッとする話ばかりだ。
ウォーカープラスでは、ぱるるさんが友人のM子さんとルームシェアをしていたときの心霊体験を描いた人気作「背後にいるのは誰」をブラッシュアップし、全10回にわたりお届け。ぱるるさんに当時のことをインタビューしつつご紹介する。
第1話となる今回は、ある夜にぱるるさんが金縛りにかかるところから始まる。人の気配を感じ耳を澄ましてみると「M子…大好きだよ」と友人の名前を呼ぶ男性の声が聞こえたのだった―。
M子を撮影するとアレが写り込んでいた
――「背後にいるのは誰」は、霊感を持つぱるるさんと、同じく霊感の強いご友人のM子さんがルームシェアをしているときに起きた心霊体験のお話ですね。霊感が強い人と一緒に暮らすことに、恐怖心などはありませんでしたか?
「恐怖心とかは特にありませんでした。というのも、霊感が強い者同士が一緒にいると霊感が増すとかも知らなくて(一緒に住んでわかった)、霊的なことなど二人とも気に留めていませんでした」
――M子さんと暮らす家では「よくいろんな霊現象が起きていた」とありますが、どのような現象が多かったですか?また、そのような現象が起きたとき、ぱるるさんやM子さんはどのように対応されていましたか?
「よく電気系統が壊れていました。ドライヤーしか使っていないのにブレーカーが落ちたり、テレビや電気が勝手に消えたり…。特に対応とかはしていないです。『今日こういうこと起きたね~』など雑談する程度でした」
――ぱるるさんが金縛りにかかるシーンからお話は始まりますが、直前に「来る!」と察知されていますね。金縛りが来ることはいつもわかるものなのでしょうか?また金縛りにあったとき、どうされますか?
「いつもわかります。来たとわかった時点で、もう半分かかっているのですが、とにかく体を動かそうと試みます。その時点で既に体に力は入らないのですが、それでも渾身の力を振り絞って起き上がらせます。これがものすごく大変です。間に合わないときもよくあります」
――金縛りにかかった原因が男の人かもしれないとわかったとき、M子さんが「連れて帰って来ちゃったのかな…」と話していますが、知らない間に霊に付き纏われているようなことはよくあるのでしょうか?
「霊感の強い人二人に言われたのですが、私はとにかく寄って来やすく、常に誰かしら連れているらしいです。ただ、私の場合は長くは滞在せず2時間~1日半くらいでいなくなるのですが、またすぐ新しいのがいるようです。中学時代に『毎日見るたびに違うの連れてるね』と言われたことがあります。霊感体質な人は基本寄って来ます」
――M子さんのカメラで撮影したとき、人の手が写り込んでいますが、ほかにも心霊写真を撮った経験はありますか?
「あまり心霊写真は撮れたことないんですよね…。私の周りでは撮れた人、けっこういましたが、自分が直接撮った写真や自分が写っている写真では、思いつく限りでは今回の漫画のもの以外ほぼないです」
最後に怖い話の漫画を描くにあたって、気を付けていることを尋ねると、「夜には描かないようにしているのと、話に入り込み過ぎないように絵を描くことに集中するようにしています。あまり入れ込み過ぎると“感”が増してしまいそうなので…。あと、こういう話は霊感のない方、信じない方には伝わりづらい内容なので、あまり現実離れしないようにしているつもりです」と話してくれた。
取材協力:ぱるる(@palulu_diary)
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