【漫画】なんでも包みすぎな大福をどう思う?フルーツ大福に物申すと、驚きの過去を話してくれた…【作者に聞いた】
Instagramやブログで日常の“あるある”漫画を配信しているシブヤツキミ(@shibuyatsukimi)さん。読者の中にもファンが多い食べ物や飲み物を擬人化した漫画シリーズをお届けする。

シンプルだけれどジューシーで見た目もかわいい、フルーツ大福を擬人化。多彩なフルーツを優しく包み込むフルーツ大福は、いったいどのようなキャラクターになっているのか。シブヤさんに漫画のこだわりポイントを聞きつつ、ご紹介する。
※本記事は発売中の「“お菓子”な擬人化妄想日記」から一部抜粋・編集しました。
福子さんの強さと寛大さ、包容力に脱帽
なんでもおいしく包んでくれるフルーツ大福の「福子」さんのキャラクターについて著者のシブヤさんに聞いてみると、「とにかく優しくて懐が広いです」と答えてくれた。みんなを包み込む温かい心を持っており、最初は誰でも包み込む自信家の男性キャラにしようと思いましたが、なんだかんだで包容力のある女性になったとのこと。



福子さんはもっちり肌がキュートで癒し系のキャラクターだ。ビジュアルでこだわった点は「大福のもちもち感」とのこと。大福は外から見ると基本真っ白であるので、色には悩んだそう。癒し系のほんわかした顔にして、頭に豆大福といちごの断面が見えた大福の髪飾りを付けている。あんこ入りの大福は和菓子だが、生クリームを使ったフルーツ大福は洋菓子感もあるため、着物にレースをつけて西洋風に作られたキャラでもあるのだ。




今回はお母さんと分かり合えない葛藤や、イケメンの生クリームさんとの恋愛模様、結婚生活など、福子さんのいろいろな面が見られる展開だった。
「和菓子業界では生クリームやフルーツってどういう扱いなんだろうなと考えたら、妄想が止まりませんでした」とシブヤさんは話す。伝統的な和菓子からすると生クリームは邪道なのかな…とも思ったそう。大福は江戸時代からあるようで、福子の家は由緒ある古風な雰囲気にしている。私立和菓子高校の設定、個人的にお気に入りです、とほほ笑む。キウイくんも好きなキャラクターだとか。



ちなみに、シブヤさんにどんな時に「大福に包まれたい…」と思うか尋ねると、「寒い時と疲れた時です。優しい甘さともちもちの生地に包まれたら寒さも疲れも癒されそう!シンプルなあんこだけの大福も好きだし、生クリームといちごが入ったフルーツ大福も大好きです」と話してくれた。
今では専門店が増えるほど人気となったフルーツ大福。「福子さんの頑張りでここまで注目されるようになったのか…」と、勝手に想像してしみじみとしてしまった。