「青春を謳歌したい!特に恋!」卑弥呼が現代の女子高生に転生したら、めっちゃ“学生生活を謳歌”しはじめちゃった漫画に読者も納得&爆笑【漫画家インタビュー】

WEB上の個人制作漫画には、プロの漫画家が手掛けたものも数多く存在する。 「ヤンキー悪役令嬢 転生天下唯我独尊」(ヴァルキリーコミックス)や、SNS上で発表した作品が書籍化された
「全てを筋肉で解決する童話」
(双葉社、2024年3月21日発売)などの作品がある赤信号わたる
(@GoAkashin)
さんのオリジナル作品「ヒミコ様は女子高生」もそうした漫画の1つ。同作について、作者の赤信号わたるさんに制作背景を取材した。
女子高生・卑弥呼をすんなり“飲み込めた”理由とは?


日本の歴史的な重要人物・卑弥呼が現代に転生した、という設定の経緯を聞くと「卑弥呼は日本人なら大抵の人が知っているのにも関わらず、出生や経歴が謎に包まれすぎていてドラマなどにはしづらいところがあります。それを女子高生にすることで新しいストーリーが描けるのではないかと思いました」と、謎に包まれた卑弥呼の“神秘性”を逆手にとったことがわかった。
実際、卑弥呼は人物像がほとんどわからないため、読者としては女子高生・卑弥呼をすんなり“飲み込む”ことができた。キャラクター造形のポイントは何だったのだろうか。
「卑弥呼という人物を考えたとき、混迷の時代のシンボル的存在として祭り上げられた部分もあったのではないかと思った」と述懐。そうでなくても相当苦労したのは間違いないと考え、「もし現代に転生したら反動でめちゃくちゃ青春を謳歌しようとするだろうと考え、あのようなキャラクターになりました」と、創作の舞台裏を披露してくれた。


取材協力:赤信号わたる(@GoAkashin)