横浜から新卒で最北の地・稚内へ地方移住!どうして稚内?就職活動は?気になる稚内の生活とは【漫画の作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
最北端の地、北海道・稚内へ、川崎生まれ横浜育ちの都会っ子学生が就職を機に移住!
電子書籍として発売中の
「しろまる最北日記 横浜から稚内へ就職したとある会社員の、愛すべき最果て移住生活」
は、作者が実体験を元にした“北海道あるある”をお届けする漫画。WEBニュースサイト・ウォーカープラスで連載され反響を呼んだ“移住体験コミック”だ。
本記事では、同書籍から一部抜粋したエピソード
「稚内ってどんなところ?」
を取り上げ、漫画に込めた思いなどを聞いてみた。
稚内ってどんなところ?
縁もゆかりもない稚内に就職したきっかけは、就職先を職業のジャンルではなく「住んでみたい場所」で決めたこと。勤務地に全振りの就職活動だった。
宗谷地方の中核を担う町として、稚内には全国チェーンなどがそろい、日常生活で必要なものは基本市内で手に入る。知る人ぞ知る日本最北端のマクドナルドもある。
北海道はとんでもなく広く、稚内へ行くには同じ北海道の札幌からでも特急で約5時間半。時々野生動物と衝突するため遅れが発生することも。
緯度が高く、昼と夜の長さの差はとても大きい。しかしヨーロッパと比べると、稚内はイタリアのミラノと同じくらいの緯度だとか。パリやロンドンはもっと北だ。
稚内は真夏でも気温はほとんど25度以下!エアコンがなくても快適に過ごせる。その分冬の寒さは厳しいが、作者は寒さを選んだ。あなたは「冬暖かい」「夏涼しい」のどちらを選ぶ?
「エッセイ漫画とタウン情報誌のハイブリッド」を目指す
作者よりメッセージが。「はじめましての方もそうでない方も、お会いできて光栄です。新卒で横浜から稚内へ地方就職し、最北端での生活を漫画や日々の投稿で発信しています。元々アニメや漫画が好きで、移住後に生まれたスキマ時間を使い、2020年9月から日常漫画『しろまる最北日記』を描いています」
在住者でないと分からないようなローカルな視点も随所に。「最北日記は地理ネタの中に北海道あるあるやクスッと笑える日常体験を取り入れ、『エッセイ漫画とタウン情報誌のハイブリッド』のような存在を目指しています。限られた誌面に詰め込める内容には限界がありますが、この作品が少しでも北海道での生活に興味をもつきっかけとなっていただけたら幸いです」
稚内の生活は意外と便利!
訪れたことはなくても、名前だけは知っているという人も多いであろう稚内。しかし、特に都会に住んでいる人から見れば、稚内の暮らしのイメージがわかない人も多いはず。「何もない最果ての荒野だと思っている人がいるようですが(笑)、そんなことはないです。意外と都会です。郊外に出ればシカやヒグマが闊歩する荒野があるのは事実ですが…。コンビニや量販店も多く、マック、ミスド、モスバーガーもあります。飛行機に乗れば羽田まで2時間で行けます」
日常生活で困ることはほとんどないとか。「確かに稚内は最果ての町ですが、端っこだからこそ観光や漁業が盛んで人も多く住んでいます。きちんとした生活基盤があることを最低限お伝えしておきたいです」
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