うつ病で休職し、海外旅行を経て気がついた本当の気持ち→「自分が作家になろう」と思い立ったワケ【作者に聞いた】

漫画「うつ逃げ」より

SNSでメンタルや生きづらさを題材にしたイラストと言葉を発信しているなおにゃんさん( @naonyan_naonyan )。うつ病と適応障害で会社を休職した経験があり、当時は「うつになって恥ずかしい。逃げるようで情けない」と感じていたものの、今では「休職して本当に良かった」と心から思っているそう。

コミックエッセイ「うつ逃げ~うつになったので全力で逃げてみた話~」は、そんななおにゃんさんの実体験をベースに描いた作品。病気から、会社から、果ては日本からも全力で逃げた1年間をお届けする。


「自分が作家になろう」人生のターニングポイントを迎えたなおにゃんさんが歩んできたこれまでの人生とは?

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「昔から、親や教師の顔色をすごく窺う性格で、どうすれば褒めてもらえるだろうとビクビクしながら生きてきました」と話すなおにゃんさん。周りの評価や他人の基準に合わせて行動を決めてしまうため、「自分自身が空っぽでニセモノのような存在」に思えていたという。なおにゃんさんはこれまでの人生を振り返りながら「『自分の好きなものがある』『自分はこれをやってみたい』と、自分の意思を断言できる友人たちが羨ましかった」と教えてくれた。

作家をサポートする編集者という仕事をしていて、特に児童書が好きになったというなおにゃんさんは、児童書のなかでもアーノルド・ローベルの『がまくんとかえるくん』シリーズがお気に入りなのだという。「かえるの絵がすごくリアルで、ちょっと影があって、少し不気味さもあるのですが、同時にとても愛らしくて、憎めないキャラで、子どもながらにとても惹かれた思い出があります」と本への想いを語ってくれた。

そんななおにゃんさんだが、休職期間が残り半年となったころ人生におけるターニングポイントを迎えることとなる。たくさん悩んだ末に「自分は本が好きという気持ちは本物だ」と確信すると、「自分が作家になろう」と思い立ったのだ。

これまで歩んできた他人軸での人生から、大きな決意を胸に抱いた自分軸の人生への転換。今後どのような展開を見せていくのだろうか、ぜひ注目していきたい。


取材協力:なおにゃん(@naonyan_naonyan)

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