「放置子」が依存先を変えていた！ほかの家でも問題行動をして揉めているらしい【作者に聞く】

XやInstagramで漫画を発信しているエェコ(@nakiri_aik)さん。自身の体験談や読者から提供された体験談などをもとに、ご近所トラブルや子育て記録、PTAや子ども会を舞台に起きた事件などを描いている。その内容は、誰にでも起こってしまうかもしれない日常と隣り合わせの体験も多く、読みながらぞっとしたり驚きや怒りを覚えたりと、心に響く作品が多い。

今回お届けするのは、その中でエェコさんのママ友が「放置子」に遭遇した実際の体験がベースになった作品だ。ウォーカープラスでは、「娘の友だちは放置子？」を、エェコさんのインタビューとともにご紹介。作品の背景や見どころ、解説などを、連載として全12回でお届けする。

第5回となる今回は、放置子の疑いがあるご近所のキミちゃんが、チヨちゃんの家からターゲット先を変更し、新たなお家でもさらに問題を起こしていたことが発覚する。公的機関への通報や相談を考えて悩んでいたチヨちゃんママは、事態の悪化に心配を深めていくのだった。

新たな依存先で酷くなっていた行動と暴言

――チヨちゃんママは、お話をして以来姿を見せなくなったキミちゃんを心配していましたが、ほかのお友だちのお家に依存先を変えていたことを知ります。このとき、チヨちゃんママはどういった気持ちだったのでしょうか。

エェコさん：「問題は解決していなかった」「余計酷くなってる」とショックが大きかったようです。また自分が見放してしまったという罪悪感もあったようです。

――話は少しそれてしまうかもしれませんが、フミちゃんママは頼りになる性格に思えました。ここでフミちゃんママとお互いの状況を共有できたことはお話のキーポイントになりそうです。

エェコさん：そうですね。自分1人で問題を抱えていたチヨちゃんママがフミちゃんママと情報を共有できたことによって支援への第一歩が始まったように思えました。やはり何事も1人で抱え込まず、周りと共有することが大事だと思います。

新たな依存先、フミちゃんのお家でもNOを突き付けられてしまったキミちゃん。暴言や行動がエスカレートしているようにも見えるのだが、この先一体どうなっていくのだろうか…。――次回はいよいよ、事件に遭遇するチヨちゃん一家のお話。


取材協力：エェコ(@nakiri_aik)

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(こども家庭庁ホームページ「児童相談所虐待対応ダイヤル『189』について」より抜粋)