廃線跡サイクリング「ガッタンゴー」の旅を漫画に!トンネル抜けて鉄橋渡り…レールのガタゴト音も楽しい!【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
鉄道好きのお子さんと一緒に、全国の観光列車や名所を旅する様子をSNSで配信しているあつこ(
@atsuko9581
)さん。微笑ましい旅のようすや体験を臨場感たっぷりの漫画に描き、反響を呼んでいる。
今回はその中から、廃線跡をマウンテンバイクで走る施設「ガッタンゴー」に乗ったときの作品について、漫画に込めた思いなどを著者に聞いてみた。
走る時〝ガタンゴトン〟と音が鳴るのがおもしろい
大阪在住のあつこさんは、鉄道好きのいわゆる〝子鉄〟の男の子と、ご主人の3人暮らし。インスタグラムで子鉄日記を発信している。
その中の人気エピソードの一つが「子鉄廃線サイクリング」。息子さんが以前から乗りたいと言っていたとこともあり、2023年秋に乗車したときの実体験が描かれている。
「ガッタンゴー」とは、岐阜県飛騨市にあるアウトドアアクティビティ。旧神岡鉄道の廃線跡を利用し、レールの上を専用のマウンテンバイクで走れる。鉄橋やトンネル、絶景などが楽しめるとファミリーにも人気急上昇中の施設だ。
「毎年岐阜県関市の『刃物まつり』に遊びにいってるんですが、同じ岐阜県だし子供が乗りたいと言っていたので、ついでにガッタンゴーに行ってみました」と、訪れたあつこさん。
さっそくレール上のサイクリングを体験。電動アシストなので負担も少ない。山間のルートを走るので絶景も楽しめる。「ふだん電車で走る線路の上を自転車で走る、という体験が新鮮でした。特に心に残ったのは、山あいにかかる赤い鉄橋と、自転車を漕いで走って入ったトンネルです」
また、「線路のつなぎ目を走る時に〝ガタンゴトン〟と音が鳴るのがおもしろい」とか。おすすめの楽しみ方は「景色がよくて爽やかなので、自転車はゆっくり漕いで楽しんでほしいです。トンネルに自転車で入るのも滅多にない体験なので、堪能してください!」
漫画にあるように、脚力があるご主人と息子さんの走りで往路は後続をぶっちぎってしまったが、本来は電車とは違うのんびりとしたスピードも魅力の一つ。「風を感じながら線路を自分のペースで走れるのもいいし、目線が低いので、線路の上を飛んでるようでワクワクしますよ」
帰りは岐阜県関市の「刃物まつり」へ。長良川鉄道では、水戸岡鋭治さんデザインの観光列車「ながら」にも遭遇してテンションアップ!楽しい旅となった。
今後乗ってみたい列車としては「お盆に列車と新幹線で東北と北海道に行ったんですが、台風で(岩手県の)『三陸鉄道』と『いわて銀河鉄道』に行けませんでした。いつかリベンジしたいです。あと、人気で争奪戦なのですが、いつか『カシオペア』にも乗りたいですね」とのこと。息子さんは最近海外の電車にも興味があるらしく、旅の範囲はさらに広がっていきそうだ。
※今回取り上げた漫画の内容や情報は、作者の体験時のものです。ご注意ください
取材・文=折笠隆
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