「ガリガリの放浪犬」を保護したが吠えるし噛むし、殺処分の可能性も?「捨てられた」トラウマを抱える保護犬が新しい飼い主を見つけるまで【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
ある日、知り合いの保護団体から「放浪犬を一時的に預かって欲しい」と連絡が入った。保護したものの「吠えるし噛むしで、このままだと殺処分の可能性も…」と言う。「とりあえず2日間だけ」という約束で引き受けたが、迎えに行くと犬はオリから脱走!周囲は一面血だらけで!?ヨシモフ郎(
@yosimofurou
)さんが出会った放浪犬との交流を描いた「茶々のお話」をお届けしよう。
「本当は人間に甘えたくて仕方がない」保護犬との交流を描く
保護犬を預かることになった経緯について、作者のヨシモフ郎さんは「以前からご縁のある保護団体さんから『数日でいいから預かってほしい』とご連絡がありました。たまたまその日、時間に余裕があったので対応させてもらいました。犬猫の預かりも基本的にしてないのですが、今回のようにご縁があったりする場合は短期間だけ預かることもあります」と話す。
初めて対面したときは相当興奮していた様子の茶々。そのときの気持ちを聞くと「牙むき出しで、声も大きかったので普通に『怖いな』『噛まれたらイヤだな』と思いました」と率直に答えてくれた。挨拶してみたらすぐに懐いてくれた、とのことで「『絶対人間に飼われてた子だな』とも感じました。吠えてたけど本当は人間に甘えたくて、助けてほしくて仕方なかったんだな」と茶々が捨てられた背景に思いを寄せる。
本作を通して伝えたいことを聞くと「世間では、保護犬の里親になる関心が高まっていますが、保護犬が新しい家族を見つけるまでにどうやって過ごしているのか、意外と知らない人も多いのかな?と思い、描かせていただきました」と話す。茶々は飼い主に「捨てられた」トラウマを抱えていて、ヨシモフ郎さんが見えなくなると、激しく鳴いたり、吐き戻すようになる。切なくも温かい茶々との話、ぜひチェックしてほしい。
取材協力:ヨシモフ郎(@yosimofurou)
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