「手が美しすぎる」「羨ましい」と絶賛。真夜中に現れた腕のお化けが、背後から近づいてきて…!?【作者に聞いた】
「手の描き方が美しすぎる!」と話題の漫画家・小菊路よう
(@TheeKick)
さんが、今回描くのは〈腕のお化け〉の話。
仕事に悩み、疲れてしまった会社員・梅さんがうまく寝つけずにいると、目の前になんと〈腕のお化け〉が現れた!この腕のお化けの正体は悪者なのか?味方なのか?
ちょっと抜けたところのある天然な会社員・梅さんと、色白マッチョな腕のお化けの不思議なコンビが繰り広げる、ほっこり笑える怪異漫画の世界にどっぷり取り憑かれてみてはいかが?


――なかなか寝つけなかった真夜中に、腕だけのお化けが出てくる話でした。「腕のお化け」という設定は、どんな状況で思いついたものでしょうか?
小菊路ようさん(以下:小菊路よう):テレビで「女の人が惚れる男性のしぐさ」みたいな特集を見ていた時のような気がします。ちょうどそのころ、地元の友達が「最近は疲れててあまりシリアスな漫画が読めない…。」と言っていたので、軽い気持ちで読める漫画をと思って描き始めました。


――小菊路さんは心霊体験はありますか?もしあれば是非詳しく教えてください。
小菊路よう:私は全くないのですが家族は幽体離脱したり幽霊を見たりしたことがあるそうです。家族から心霊体験的な話を聞いているばかりなので、「どんな感じなんだろう…」と興味だけはあります。


――主人公のお姉さんのキャラデザインのポイントを教えてください。
小菊路よう:疲れていても、あまり悲壮感が出ないような雰囲気を心掛けています。


――腕のお化けに人生初の優しいバックハグをされて、思わず幸福感を抱いてしまう様子が描かれていました。読者のコメントでも「羨ましい」という声もありましたが、疲れまくっている現代社会には優しくバックハグしてくれる腕のお化けが必要なのでしょうか?
小菊路よう:誰かのぬくもりを感じて癒やされることは必要なんだと思います…たとえそれがお化けであっても…。