やさしい幽霊でも除霊しなきゃダメ!?超親切な幽霊に世話を焼かれる幽霊コメディー漫画【作者インタビュー】

「手の描き方が美しすぎる!」と話題の漫画家・小菊路よう
(@TheeKick)
さんが、今回描くのは〈腕のお化け〉の話。
仕事に悩み、疲れてしまった会社員・梅さんがうまく寝つけずにいると、目の前になんと〈腕のお化け〉が現れた!この腕のお化けの正体は悪者なのか?味方なのか?
ちょっと抜けたところのある天然な会社員・梅さんと、色白マッチョな腕のお化けの不思議なコンビが繰り広げる、ほっこり笑える怪異漫画の世界にどっぷり取り憑かれてみてはいかが?
初登場キャラの設定と幽霊について作者の見解を聞く



今回、初登場となった後輩の潮(うしお)について、主人公の梅は「凄みがあって怖い」という印象を抱いていたようである。作者の小菊路ようさんによると、会社での二人の関係は、梅が先輩として潮を教育する立場でありながらも、お互いの私生活についてはあまり話すことはなく、梅にとって潮は真面目な後輩だが、目つきが少し怖いという印象があったようだ。
潮が「腕4本…どちゃくそ便利そう…」とつい口にしてしまうシーンでは、実はpixivバージョンである有名キャラクターがぼんやり示唆されていた(気になる方はpixivでも確認してほしい)。
ちなみに、小菊路ようさんは「腕が4本あったら、1人で写真を撮るときに便利そう」と語っており、スマホを持ちながら何かをするのが難しい状況で、絵の参考にポーズ写真を撮る際、自撮りがしやすくなると考えたようである。
物語の中で、梅が腕のお化けを「カイさん」と愛称で呼んでいることに対し、「ダメっすよ!悪霊だったらどーすんすか!?」と潮に説教されていたが、この点について、小菊路ようさんは「名前を付けることが受け入れることになってしまい憑りつかれてしまうというイメージです」と述べている。
さらに、ある消臭スプレーに除霊効果があるという噂については「トイレや水回りを綺麗にしておくとよい運気が入ってくると聞いたことがあるので、清潔にしておくことは霊や悪いものを防ぐことにつながるのではないか」と、ふんわりとした見解を示していた。
潮は神社の生まれで霊感があり、依頼があれば除霊も行うことが明かされたが、梅への心配する様子を見る限り、過去に悪霊と対峙した経験があるのかもしれない。
取材協力:小菊路よう(@TheeKick)
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