101歳で大腸ポリープの手術!?「悪いもんはぁ~、取らにゃあならんやろ」本人の強い意志で医師もやる気に!【作者に聞く】
便の出が悪く、血便が出たこともあり、検査をすることになったのは富山在住101歳のやすこばあちゃん。結果、大きなポリープが見つかり大きな手術をすることになった。たばやん(@obaatyanntoissy)さんが描く家族漫画「おばあちゃんと一緒」を紹介する。
大腸にポリープが!このままだと便が細くなり、食欲もなくなっていく…


コロナ感染者数が再び増えてきたこともあり、病院や施設の出入りが厳しくなったころ、やすこばあちゃんは検査をしていた。便の出が悪かったり、血便が出たことが原因。検査をすると大腸にポリープが見つかった。ポリープを取り除くには手術が必要。「101歳で全身麻酔は...」と、家族が不安を口にすると「悪いもんはぁ~、取らにゃあならんやろ」と、本人のやすこばあちゃんは俄然やる気だった。その一言で医師も「じゃあ、やりましょう!」と一気に手術の方向へ。術後の回復も順調で、落ちていた筋力も復活。たばやんさんが会えたのは、今年2月のことだった。



手術が決まったときのことを聞くと、「もう101歳なので、大手術は本人も断るだろうと家族は覚悟をしていたのですが、思いのほかしっかりと『悪いもんは取らんといかんやろ』と強い意志を見せたのでビックリしていました。驚くと同時に、『あっぱれ!』と、その前向きさに皆で喜んでいたと思います。この年でレーザーも使わない、メスによる手術を受けることは皆とても心配していたのですが、お医者さんも手術に前向きだったことと、トントン拍子にすべての物事が進んでいったので、安心して天に任せる気持ちで、手術の経過を見守りました」と、たばやんさんは話す。

現在は、「術後、入院中に意識がぼんやりしたり波がありましたが、お陰様で無事に回復して退院することができました。今は施設に戻り、きちんとした生活をさせてもらっているおかげで、意識もしっかりとして、面会日には楽しくおしゃべりしています。なるべくたくさん会いに行きたいです」元気な様子を話してくれた。やすこばあちゃんのファンからは、「早くおいしいもの、食べられるといいですね」「食べたいってホント大事」と、回復を喜ぶ声が届く。
現在たばやんさんは、
看護roo!
にて「終末期の患者さんのために、私ができることって?」や「実習でまさかの患者さんを担当。…どうすれば!?」など、看護学生や看護師の体験談を漫画化。また、作画担当の書籍「2万人以上が暮らした日本一の認知症グループホームの365日」も現在絶賛発売中!
■取材協力:たばやん(@obaatyanntoissy)
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。