【ホラー】「海に誘い込もうとした…」自分の影が何故か勝手に動き出す?奇妙すぎる影の動きに驚きを隠せない男性【作者に聞く】

数年前からホラー漫画を描いている色白ゆうじろう(@mrwhiteblogger)さんは、SNSを中心に短編漫画を公開している。独特な世界観がなんとも魅力的で、どの作品も続きが気になってしまう。今回はX(旧Twitter)に投稿されている中から漫画『浜辺の影(1)~(2)』を紹介するとともに、著者に本作を描く際に工夫した点などについても話を聞いた。

アラフォーのDさんはメタボ予備軍なので、早朝のランニングが日課である。Dさんは坐骨北バイパス道路を走り、右手には「大赦ヶ浜」から響灘をのぞむ。早朝は日が昇っていないが、北九州の工場群の明かりを遠く見ることができる。

Dさんは禁煙も兼ねてランニングを始め、最初はしんどいと思ったが意外と続けられている。ふと人の気配を感じて浜辺の方を見ると、そこには自分の影があった。誰かが走っていると思ったが、自分の影を見て安心するDさん。

けれど自分の影をずっと見ていると、Dさんは影が自分とちょっとズレているように感じ始める。「それはないよな…」と思うDさんだが、暫くすると影が走るのを辞めたではないか!?

驚いたDさんも走るのを辞め、「何で影が動かないんだ!そんなことあるか」と言いながら必死に腕を動かす。すると暫く動かなかった影が左腕を上げて、Dさんに手を振ってくる。

その姿を見たDさんは悲鳴を上げて、急いで家に帰る。大赦ヶ浜には昔から「いるはずもない影が見えた」「故人が手招きをしてきた」などの妙な噂があるという。

怖い思いをしたDさんはランニングを中断し、布団に入って寝ることに。妻に「あんた!ランニングは!?」と聞かれると、「気分が乗らなくて…」と適当な言い訳をするDさん。ランニングの再会のめどは立っていないという…。
――本作を描く際に、工夫された点があればお聞かせください。
雰囲気を絵に表現するため、実際に早朝ランニングしてモデルとなった場所を走ってみました。暗い早朝の雰囲気が伝わるといいのですが。
――自分の影が勝手に動いたら怖いですね。あれは本当にDさんの影だったのでしょうか?
「Dさんの影だったモノ」でしょうね。何かがDさんの影を利用して、海に誘い込もうとしたのでしょう。
色白ゆうじろうさんはほかにも
ホラー漫画
を公開しているので、興味があればこの機会にぜひ一度読んでみて!
取材協力:色白ゆうじろう(@mrwhiteblogger)
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。