夫の不倫相手に「モブ女」と蔑まれ…妻の私が何故こんなこと言われるの!?【著者に聞く】

自身の電車でのトラブル体験をベースにした半実録漫画「女性専用車両で粘着おぢと戦った話」や、友人の体験をベースにした「お宅のお子さんが車を傷つけました」などをSNS等で発表している漫画家のますまゆさん。その親近感のある社会的なテーマや、リアル感の伝わる描写などから、フォロワー約10万人のInstagramアカウントでは、コメント欄で議論が巻き起こることもしばしば。本記事では、そんなますまゆさんの作品のなかから「夫の不倫相手は17歳年上の激ヤバ呪物でした」を紹介。本作のキャラクターやその背景について話を聞いた。
新婚2カ月で不倫されたあおい。SNSで突き止めた夫の不倫相手「わかな」をカフェに呼び出したら、やってきたのはかなり年上の強烈な人物だった。動揺しながらも念書を書くよう話し合いを進めるさなか、わかなは信じられないことを言い出して…。
前回の振り返り



夫の不倫相手と対峙するも…!?











――もやもやは残るものの、夫の賢二と不倫相手のわかな双方に念書を書いてもらい、これで一旦決着がついたと思っていたあおい。しかし、賢二の出張の回数が不自然に増え、乱暴な言動が復活してしまいます。このときのあおいの心境を教えてください。
ますまゆさん:あおいにとって浮気・不倫・モラハラすべてが初めての出来事で、これまでトラブルと無縁で来たために、何が普通かわからず気持ちが追い付いていないようです。本当はいいように丸め込まれていることにも薄々気づいているのですが、現実逃避したい気持ちもあるのかなと思います。
――この時点では、離婚などは考えなかったのでしょうか。
ますまゆさん:考えてもいるのですが、 もう一度やり直すといった賢二の言葉にすがりたい気持ちもあるようです。
――掲示板で、二人の不倫関係が継続していたことを知るあおい。結局、賢二は不倫を反省したふりをして念書を書いても、改心していなかったということですね。
ますまゆさん:そうですね。まったく改心していませんね…。そもそも賢二は、あおいにどうしてほしいか聞いて念書を書くなどのパフォーマンスをしましたが、まったくあおいのことを考えてはいませんし、すべてを自分の思い通りのコントロール下に置いておきたい気持ちしかないようです。
非常識な態度をとり、不倫相手の妻に対してマウントを取り侮辱さえしてくるわかなは、念書を書いたものの従う気はまったくなかったようだ。それは夫の賢二も同じで、妻に対して改心したように見せかけていただけだった。再び裏切られてしまったあおい。このままやられっぱなしではいられない彼女は、どんな選択をするのだろうか…。
取材協力:ますまゆ(@masumayu_)
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