万博サウジアラビア館、開館7週間で70万人来場!175以上のイベントを開催
大阪・関西万博のサウジアラビア王国館が、開館から7週間で70万人以上の来場者を迎えた。同館では期間中に175以上のイベントを開催し、500以上のVIP代表団を歓迎したという。1日平均の来場者数は1万4000人で、万博全体の来場者の約16パーセントを占めている。

最新技術でサウジアラビアの魅力を体感!
サウジ館の大きな魅力のひとつが、最新テクノロジーを使った体験プログラム。なかでも人気なのが「The Botanist」のAR(拡張現実)体験。来場者は植物学者となって、サウジアラビアの豊かな自然環境を探索し、自分の仮想の庭に木を植えることができる。
4月に開催された「ミッションコントロール・マーズ」も、宇宙開発に力を入れるサウジアラビアの最新技術をゲーム感覚で体感できると、人気を呼んだ。「水の物語」では、日本の海女とサウジアラビアの真珠採りダイバーの共通点を描くダイナミックなパフォーマンスを上演。映像投影と組み合わせた演出で、ダイバーが最大の真珠を収穫するまでの道のりが紹介された。



桜とビシュトが織りなす文化交流
5月にはさまざまな機関と連携したイベントが実施された。王立伝統芸術研究所(WRTH)との共同企画では「アートでつながる心:ビシュトで咲かせる桜」と題したワークショップを開催。日本の桜とサウジアラビアの伝統衣装ビシュトを融合させたアート作品作りが行われた。
文化音楽スタジオと文化視覚芸術スタジオでは、合計115の展示、ライブセッション、夜の公演が開催された。サウジアラビアのインディーズ・エレクトロポップアーティスト・Fulana(フラナ)と日本のアーティスト・Sy lokkとのコラボレーションも実現。マルヤム・タリクのライトプロジェクションマッピングや、ウード音楽のショーも人気を博した。


未来都市への扉を開く「テーマウィーク」
5月16日に開催されたテーマウィーク「未来の都市のための先進的な議論」では、サウジアラビアが描く都市の未来像を紹介。スマートシティ、グリーンテクノロジー、未来の居住環境など、革新的なアイデアが次々と披露された。またパビリオンでは、人間中心の都市におけるサウジアラビアと日本のパートナーシップに焦点を当てたイベントも開催。両国の知恵を結集した未来都市構想は、まさに「いのち輝く未来社会のデザイン」という万博テーマにぴったり合うものといえるだろう。

6月は外交70周年!さらなる特別企画が目白押し
2025年6月には、日本とサウジアラビアの外交関係樹立70周年を記念するイベントが開催される。70年という長い友好の歴史を祝う記念すべき瞬間に立ち会えるチャンス。万博期間中、700以上ものイベントを予定しているサウジ館。7つの没入型ルームとギャラリーでは「進化する都市」「持続可能な海」「無限の人間の可能性」「イノベーションの頂点」といった壮大なテーマが展開され、訪れるたびに新たな発見が待っている。

昼間の賑わいとは打って変わって、夜のサウジ館の美しさも格別。建物全体に投影される「進化するナイトショー」では、来場者を幻想的な世界へと誘う。現在も1日1万人以上が訪れる人気のサウジアラビア館へ、ぜひ足を運んでみて!
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