結婚相手に選んだ理由って何?「心がスッピンでいられる相手だった」と語る新婚の友人に未婚女性は何を思う!?【作者インタビュー】
婚活中にマッチングアプリで年下男子・こうきと出会ったアイコ。見た目も悪くないし、大手IT企業勤めだし、いいかも!?と思っていたら…一緒に行った食事でまさかの「1円単位のワリカン」をしてきた!!衝撃の“ワリカン男”と、おごられて当たり前な“昭和女”は一見わかりあえないと思いきや、互いに少しずつ理解をし、惹かれ始めていく。そしてついに付き合い始め、結婚も意識し始めた2人だったが、いろいろなことに対する「価値観の違い」が明らかになり…。
古い価値観を引きずっているアラサー婚活女子が、合理主義な理系男子との恋を通じて価値観をアップデートしていくラブコメ作品「『女はおごられて当然』と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話」。7巻が発売されたばかりで注目を集める同作について、作者のコニシ ナツコさんに制作秘話などを聞いた。



作者のコニシ ナツコさんインタビュー
「『女はおごられて当然』と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話」の作者で、自身も婚活を経て結婚されたという、コニシ ナツコさんに話を聞いた。
――7巻で友人の友季ちゃんが結婚相手に今の旦那さんを選んだ理由を「(心が)スッピンでいられる相手だった」と語る場面があります。コニシさんもそのような点がご結婚の決め手になったのでしょうか?
それはあると思います。婚活では初対面の人と一定時間一緒に過ごすということを繰り返すことになりますが、正直言って苦痛であることがほとんどです(笑)。気を遣うし、全く会話が弾まない人ともニコニコ笑顔を作ってどうにか会話の糸口を探ったり…そんな中で今の旦那さんは初対面のときからあまり疲れませんでした。無理せず会話ができるというだけではなくて、黙っている時間も不思議と平気でした。一緒に暮らすことになるのだから初対面からそれくらい何かの波長が合っているような相手じゃないと無理だったんだな、と今では思います。
――「結婚式」について、アイコは経験者の話を聞いたりして情報を得ていますが、実際にコニシさんも結婚式に関して、周囲の方の話を参考にされましたか?
スピード婚だったこともあり、あまり熟考せずにどんどん進めてしまいました。私の猪突猛進な性格もあるかもしれません(笑)。あとで考えたら「これはなくてもよかったかな…?」と思うこともなくもないですが、結婚式準備はとにかく決断の連続だったので、いちいち立ち止まっている時間はなかったですね。あとは年齢的にこれまで結婚式にお呼ばれしたことは何度もありますし、「これはやりたい」「これはいいかな」というイメージはつきやすかったです。
――7巻は「結婚式を挙げる意義」を2人で考えていくお話になっています。「両親への感謝」など、意義についていろいろ話題が上がりますが、経験者として、「結婚式を挙げてよかった!」という感想やアドバイスなどがあれば、教えてください!
作中に、アイコの友人・友季の「こんなに時間とお金かけて結婚式挙げるのは自分たちのためだけじゃないよなって思った」という台詞があるのですが、これは私が思ったことそのままです。自分のためだけにこんな大変なことはできないなと思いました。私は家族だけではなく友人もゲストに招いたのですが、呼んでよかったと思いましたよ。私と主人どちらも40代だったこともあって、ゲスト同士の同窓会みたいな雰囲気もありました。この結婚式がなかったらもう集まることもなかったかもしれない、という人たちが集まって、「そういう役割もあったかも…?」と思いました。
「こんな男絶対嫌!」と思っていたアイコが、固定観念を覆してくる年下の彼の言動に惹かれ、価値観が変わっていくさまから目が離せなくなる本作。婚活や結婚の参考になる描写も多いので、結婚を考えている人もぜひ読んでみて!
取材協力:コニシ ナツコ(@natsukoni81)
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