【ネコ漫画】「撫でさせない、よく噛む」…塩対応すぎる保護猫が“寝起きだけ”子猫に戻る理由【作者に聞く】

触らせません!!撫でようとすると「タシタシ」制裁される!これが、猫の矜持か!?画像提供:筆坊日記(@720yushin)

譲渡会で見かけたボサボサで毛玉だらけの子猫。噛み癖が激しかったこともあり、なかなか引き取り手がなかったが、「単身者でもOK」という里親条件をゆるめてもらったことで引き取ることになった。この「筆坊」と名付けた黒猫は、あまりにも塩対応で素っ気ない。野生を忘れて懐いてくるようすはなく、いまだ狩りの練習に余念がないようで爪を立てられることもしばしばあるという。今回は、Xで連載中の筆坊日記さん(@720yushin)の「うちの猫は様子がおかしい。」を紹介するとともに、創作のきっかけや筆坊について話を聞いた。


ご飯の催促もしない塩対応ぶり

【漫画】「懐かないのにかわいい筆坊」を読む画像提供:筆坊日記(@720yushin)

吸いすぎておかしい猫01画像提供:筆坊日記(@720yushin)

吸いすぎておかしい猫02画像提供:筆坊日記(@720yushin)


懐かない猫「筆坊」の普段のようすを見てみると、特筆すべきは「ご飯の催促をしない」ことである。なぜならお皿を置いても気づかず、少しすると「お?ある」といった風情でつつくからだ。これには、「飼い主がくれた」のではなく、「自分が見つけた」と思っている節があると筆坊日記には描かれている。おかげで絶食の際は、ご飯が食べられなくても飼い主は制裁を免れたという。

また、筆坊は正面から見るとヒゲが見えない。通常仕様でヒゲを後ろ側に収納していることに気づいた。ネットで調べてみると、猫のヒゲが後ろ側になるのは「恐怖」や「警戒」を示すと書かれている。無理やりヒゲを戻してみようとすると、猫の矜持だと言わんばかり嚙みつかれた。しかし、おもちゃを差し出すとピキーンと前に戻ることがわかった。

「寂しさと戸惑い」をぶつけるために描き始めた


筆坊との出会いと、現在の年齢について聞いた。筆坊は、譲渡会で見かけたボサボサの毛玉が、怪我をしてスーパーの裏にいるところを保護されたそうだ。噛み癖が激しく、子猫なのになかなか里親が決まらずにいたという。現在は1歳半である。

筆坊日記を描こうと思ったきっかけは、「あまりにも塩対応で寂しさと戸惑いを何かにぶつけたくて描き始めました。人間にゴロゴロすりすりしたり、そばで溶けるように眠っている猫の動画を見るたび、『なんでよそはこんなに懐いてるんだー!』と悶えてます」と、率直な気持ちを語った。

懐かない猫と描かれている筆坊の性格は、「甘えない、撫でさせない、よく噛む、狩りの練習に余念がない。厳しい軍人みたいです。寝起きだけは吸い癖が出て、子猫に戻ってます。早くに母猫と離れたためでしょうか…」と分析する。

どんなところにこだわって描いているか尋ねると、「愛らしい顔立ちではないけど動きとかがとぼけててかわいいので、なるべく再現できるようにしています」と、回答した。


筆坊くんとの生活で「笑うことが多くなった」という筆坊日記さん。たとえ懐かれなくても、「かわいい」と筆坊を愛おしむ姿が日記を通して伝わってくる。

取材協力:筆坊日記(720yushin)
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