不妊治療で700万の貯金が底をつく…「子どもはいなくていい」と覚悟した夫婦に訪れた転機【作者に聞く】

『原因は、俺…?』41-1画像提供:ぺ子さん

貯金700万円が消えた…「あと3回で終わり」不妊治療を諦めかけた夫婦に起きた奇跡【作者に聞く】
ぺ子さん(@pntmaster)は、SNSやブログを中心に実話に基づいた作品を公開している。フォロワーの実体験を基に描かれた『原因は、俺…?』は、男性不妊をテーマにし、大きな注目を集めている。今回は、不妊治療を経て変化した夫婦の絆について、作者に話を聞いた。

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「悔いはない」…治療費700万円、最後の挑戦


長年の不妊治療で、700万円の貯金を使い果たそうとしていた夫婦。妻は「ここまでやったら、もう悔いはない」と話し、「この3回で不妊治療を終わりにしよう」と夫に告げる。

福岡での治療開始後は、生活習慣を気にしすぎず、妻とはしご酒を楽しむなどリラックスして過ごした。1回目と2回目の移植は着床しなかったが、終わりを決めていたため、むしろ気持ちは楽だったという。

そして迎えた最後の着床判定日。なんと着床に成功する。3回目のROSI(円形精子細胞注射)を用いた治療で、ついに子どもを授かることができたのだ。出産までたどり着くことが難しいと言われる治療法だったが、子どもは順調に成長し、無事出産を迎えた。

「不妊治療には運もある」…作者が語る夫婦の選択


妻・しょうこさんの出産までにかかった期間について、ぺ子さんは「推測ですが、4〜5年ほどかかったのではないかと思います。男性不妊が判明するまでが2年、病院変更や治療を休んでいた期間も含めると、そのくらいになるのでは」と語る。

夫婦の努力と前向きな気持ちが奇跡を起こしたのかという問いには、「努力と前向きさが奇跡を引き寄せたと言えるかもしれません。しかし、不妊治療にはどうしても『運』の要素もあります」と冷静に分析。「夫婦でたくさん話し合い、子どもの有無に関わらず幸せに歩める選択をすることが、何よりも大切」と、読者にエールを送った。

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※この記事は事実に基づいたフィクションであり、実在する人物・団体とは関係ありません。 ※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。
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