「盗まれても仕方ない」戦後の食糧難で、貴重な飴を盗んだ友人に祖母が放った“意外な言葉”【作者に聞く】

ライブドアブログやInstagramでエッセイ漫画を描く漫画家のゆっぺさん(@yuppe2)。電子書籍化され話題を呼んでいる『親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話』は、戦中戦後を生き抜いた祖母・キヨさんの壮絶な実体験を描き、読者から「人生で一番大切なことが描いてある」と感動の声が続出している。


今回は、戦後の食糧難で起きた「飴盗難事件」や、いじめ抜いてきた養母との奇妙な関係性について、作者のゆっぺさんに話を聞いた。

「見られた自分が悪い」飴を盗んだ友人を許す祖母


本作では、父の死により叔父の家に引き取られ、養母(叔母)から酷いいじめを受ける幼少期のキヨさんが描かれる。当時は戦後で甘いものは貴重品。ある日、キヨさんが大切にしていた飴を、勝手に家に上がり込んだ友人に盗まれてしまう事件が起きる。

当時の状況について、キヨさんは生前どう語っていたのか。「田舎だったので食べ物が全くないわけではなかったようですが、『甘いお菓子なんてごちそう中のごちそう!盗られても無理はない。もらっているところを見られた自分が悪い』と言っていました」盗んだ相手を責めるのではなく、自分の不注意を反省するキヨさん。しかし、ゆっぺさんは「とはいえ食べ物の恨みは怖いですよね、一生忘れません(笑)」と、祖母の人間味あふれる一面も明かした。

いじめっ子の養母が「黙認」した秘密のお茶会


過酷な環境だったが、救いもあった。義姉と姪っ子、キヨさんの3人で過ごす「お茶タイム」だ。養母に隠れて楽しんでいたのかと思いきや、実はバレていたらしい。「どうやら養母は黙認していたようです。文句を言っても3対1で負けるから、知らないふりをしていたのではないかと、キヨは言っていました。養母は、自分が嫌われている自覚があったようですね(笑)」いじめてくる養母が、実は家族の中で孤立を感じていたというリアリティのあるエピソードだ。

実母に捨てられ、壮絶な家庭内いじめに耐えながらも、日本一幸せなおばあちゃんになったキヨさん。彼女の言葉は、現代を生きる私たちに「家族とは何か」「許すとは何か」を問いかけてくる。

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