自分色に染められるから「若い子がいい」上司の結婚相手に選ばれた新卒女子!労基に訴えてもムダ!?職場の「パワハラやいじめ」【インタビュー】
当時、新卒で入社した22歳の女子社員に30歳年上の独身上司が「付き合おう」と告白してきた。上司は50歳を過ぎた管理職で仕事はできるがずっと彼女がおらず、「結婚するなら若い子がいい」と、新卒女子をターゲットにしていた。尾持トモ(@o0omotitomo0o)さんの漫画『人生崩壊 会社ぐるみのいじめで苦手な人と無理やり付き合わされました』を紹介するとともに話を聞く。
平成の終わりから令和にかけて就職していた職場での出来事
30歳も年上の独身上司「嫌田」にターゲットにされたのは、作者の尾持さん。本作を実体験した本人である。飲みの席で上司に「付き合ってほしい」と告白され、周囲の社員たちから「空気読めよ!」と煽り立られ、仕方なく付き合うことを承諾した。社員たちは2人が付き合うことをおもしろがり、進展させようとデートに行くよう仕向けたり、上司の嫌田は「俺と結婚しなきゃクビ」など、立場を利用して強迫してきた。
「こんな漫画とかの世界でしか聞かないような一昔前のようなことを今の時代に、まさか“自分が”現実で言われることになるとは…信じられませんでした」と、尾持さんは当時を振り返る。社内では「この状況をおもしろがっている人がほとんどだった」と言うように、尾持さんは1人でこの状況に耐えるしかなかった。
「労基に訴えてもムダ」と言われ、八方ふさがりに
社内ぐるみでデートに行くよう執拗に強要してくるため、帰社時間になるとストレスは半端なかった。尾持さんが労基に訴えようと考えても、社内ぐるみのいじめやパワハラは今に始まったことではなく、何度も労基から注意されているらしい。社長も社内の常態化を見て見ぬふりをしていたため、「労基に訴えてもムダ」と言われ、八方ふさがりとなった。
その後、心身を病み「会社に行きたくない」と母親に訴えるも、「独身は恥」と言って上司と付き合うことをすすめてきた。「当時『モラハラ』という言葉を知っていれば、母は異常な人だと気づけていたかもしれません」支えてくれるはずの家族も向こう側。「味方がひとりもいないというのは本当に怖いものです」と、尾持さんは切実さを語る。
結局は逃げるが勝ち
その後、尾持さんは上司とのやり取りや画像を撮影、保存するなどパワハラの証拠集めに専念し、訴えることにした。無事に退職したが、社内では次なる新卒女子がターゲットになる。尾持さんと同じようなおとなしい女の子を狙って、新歓を開催。あとは同じルートだ。「いじめなんて乗り越えなくていいから逃げる。それでいいと思います」逃げることが一番の最適解だと尾持さんは言う。
社長に退職の意向を伝えたとき、パワハラ、セクハラ、いじめについての話をしたが、加害者たちは「嫌田さんが可哀想で彼女作りに協力した」「尾持さんに彼氏を作ってほしかった」などといいように述べ、「悪気はなかった」と謝罪だけでことを済ませた。会社も大ごとにはしたくないため、被害者は泣き寝入りするしかないのだ。
取材協力:尾持トモ(@o0omotitomo0o)
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