「犬なんて飼えない」病気で引きこもりの日々→大型犬2匹との暮らしで訪れた驚愕の結末【作者に聞く】
ドーベルマンの「ドベ」と元野良犬の「ノラ」を飼い、引きこもりだったヨシモフ郎さん(@yosimofurou)の生活は大きく変わった。犬の散歩中に出会う人々や、今まで気づかなかった季節の変化など、見えなかった景色を描いたコミックエッセイ『ドベとノラ 犬がくれた優しい世界』を紹介する。不整脈や不眠症、パニック障害などを抱え、犬など飼えないと思っていた著者の世界は、どのように変わったのだろうか。
※本作は著者の闘病体験を描いたコミックエッセイです。紹介している病状や治療の経過には個人差があり、医学的な見解を代弁するものではありません。気がかりな症状がある場合は、必ず専門の医療機関にご相談ください。
引きこもり生活から一変。ドーベルマン「ドベ」との出会い
当時、不整脈や不眠症、パニック障害などの症状を抱えていたヨシモフ郎さん。昼夜逆転の引きこもり生活を送っていたとき、保護犬を半年ほど預かることになり、自分でも犬が飼えるのではないかと思い至った。そして、念願のドーベルマン「ドベ」と出会うことになる。
ドーベルマンを飼おうと思った理由について、ヨシモフ郎さんは「大きくてカッコイイ生き物に憧れがありました」と振り返る。服や家具も黒いものが多いため、古い犬図鑑を見ながら「黒くて大きくカッコいい犬」を探したという。手入れの負担を考慮して短毛種に絞り、最も魅力を感じたドーベルマンを選んだが、「実際に飼ってみると、ドべは想像のドーベルマンとは違って『カッコイイ』というよりは『かわいい』でした」と語る。
「生きててよかった」。正反対な2匹が教えてくれた優しい世界
犬中心の生活となり、朝は5時起きになった。大型犬のドーベルマンは、朝晩1時間以上自由に走り回れる時間を作るのがベストだという。子犬の成長は早く、1日で1キロ以上体重が増えることも。おかげで飼い主にも筋肉と体力がつき、引きこもり生活では考えられないほどたくましい肉体に仕上がった。
初めて飼ったドベは先天性の疾患を持っていたため、わずか4年という短い時間で別れを迎えた。「もう犬は飼わない」と決めていたものの、不思議な縁で元野良犬「ノラ」と出会う。
2匹の性格は正反対だ。ドべはポジティブで常に笑っており、「頭の中が幸せのお花畑」だという。一方のノラは冷静沈着で、家族や友人から「何を考えているのかわからない」と言われるほど無口な性格だ。大変なこともあるが、ヨシモフ郎さんは「もはや『生きててよかったな』とさえ思います」と、犬がもたらしてくれた日々に感謝している。
本作を描き始めたきっかけは、コロナ禍にさかのぼる。犬と遊べる場所やイベントが軒並み閉鎖や中止になったとき、「それでも犬の何かをしていたいと思い、家でできる『犬の絵』を描き始めました」とのことだ。
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