【実話】自閉症スペクトラムと診断された4歳の娘!?母親が当時の子育てについて赤裸々に語る
アゴ山(@longagoyama)さんはブログで『カサンドラ症候群になって離婚をするまでの話』という作品を投稿し、注目を集めている。結婚後に夫がアスペルガー症候群であることが発覚し、10年の結婚生活を経て離婚を決意する。今回は本作の40~44話までをお届けするとともに、作者に娘の子育てについて当時の心境などについても話を聞いた。
《カサンドラ症候群とは?》
パートナーとのコミュニケーションで問題が生じることで、その関係を維持するために心身ともに疲弊して不調が生じる状態のこと。片頭痛や自己肯定感の低下、疲労感などの症状が続く。
初めての子育てということもあり、しずくちゃんが1歳半を過ぎてもほとんど単語が出ないなど成長に不安を感じると、アコさんは夫のユーマに相談していた。けれど、ユーマから「大丈夫だよ。まだ1歳でしょ?しゃべるのももう少し待てば?」「医者じゃないし、おれにはわからないよ」などと言われ、「大丈夫」という言葉が少し無責任に感じて複雑な気持ちになったというアコさん。
しずくちゃんは生後4カ月頃から人見知りが始まったが、2歳になってもなかなかユーマに懐かなかったという。実際に知人などから「子どもの前で父親の悪口を言ってるんじゃないの?」などと言われ、アコさんは子どもが大きくなるまで自分の子育てが悪いのだと責めていたようだ。
また、しずくちゃんは外出先で癇癪を起すことが多く、アコさんがトイレに行くだけで「キェェェェェェ!」と叫び出してしまう。しずくちゃんの成長についてどこかに相談しようかと思ってユーマに話すも、ユーマは「…ちょっとまた考えて返信するよ」と言われ、返事をもらうまで一週間以上かかることもあったようだ。
結果アコさんは一人で動くことに。まず市の発達センターに連絡をして、4歳になったしずくちゃんを月1で療育に通わせることにした。市のテストでは発達障害の診断は出せないので、子ども発達専門の病院へ行ったが、診断までなんと4回も通うことになる。その後、しずくちゃんは「自閉症スペクトラムのグレーゾーン」という診断が出たのだ。
その診断結果を聞いたユーマは、もともと無口だったうえにさらに表情を失い、ひたすらうつむいて黙り込んでしまう…。
――娘の子育てについて、当時はどんなお気持ちでしたか?
初めての子育てということもあり、夫自身も「わからなくて当然」「こんなものだろう」という感じで、あまり深刻には考えていなかったように思います。育児について何度教えても覚えていなかったり、同じことを何度も説明する必要がありましたが、本人はそれほど困っている様子もなく、不器用ながらも自分なりに子育てをしているつもりだったのではないかと思います。
――アコさんが一人で動いて娘が自閉症スペクトラムと診断されるまで、実際はどのくらいの期間かかったのでしょうか?
病院に通い始めてからの機関になりますが、児童精神科がメインの病院が少ないからなのか、数カ月に一度の診察で4回目にやっと診断が降りたので1年はかかったと思います。
本作では作者が、アスペルガー症候群の夫と過ごした当時の結婚生活などについてリアルに描いている。アゴ山さんはほかにも数多くの作品を描いているので、興味がある人はこの機会にぜひ一度読んでみて!
取材協力:アゴ山(@longagoyama)
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