TEAM JAPAN最年少11歳!栗原悠輝が語る「ぷよぷよ」とeスポーツの魅力、そしてアジア競技大会への思い
アジア最大のスポーツの祭典「第20回アジア競技大会」が、愛知・名古屋を主会場に2026年9月19日(土)に開幕する。本大会のTEAM JAPAN最年少選手として11歳で出場するのが、eスポーツ競技代表の栗原悠輝選手だ。
対戦パズルゲームの「ぷよぷよ」部門に出場する栗原選手は、東京ヴェルディeスポーツに所属する小学生プロ。2026年のセガ公式大会「GigaCrysta ぷよぷよグランプリ ファイナル」で優勝を果たすなど数々の大会でその実力を誇り、幅広い年齢のプレイヤーが対等に戦えるeスポーツの魅力を体現した選手だ。アジア競技大会目前の今、栗原選手が取材陣に語った競技としてのぷよぷよのおもしろさ、アジア競技大会への思い、学業との両立などを紹介したい。
小1で出合った「ぷよぷよ」――最年少日本代表が語る「競技」としての魅力
――TEAM JAPANとして、胸に日の丸がついた代表のウェアを着て戦うことについて、今どんなお気持ちでしょうか。
アジア競技大会のサッカーを見たりしていたので、(本大会は)本当に大きな大会だと思います。そこに最年少として出られるのがめちゃくちゃうれしいです。初めてのアジア競技大会の出場でとても緊張しているんですけど、日本代表としてTEAM JAPANを背負って優勝できるよう頑張ります。
――ぷよぷよを始めた当初は、純粋にゲームとして始めたと思います。それを競技として意識し始めたタイミングはどんなときだったんですか?
ぷよぷよを始めたのが小学1年生のはじめぐらいで、競技としては小1の後半か小2の初めぐらいです。2023年に開催されたEVO Japan(※世界最大級の格闘ゲーム大会。格闘ゲーム以外のゲームもサイドイベントとして行われる)の「ぷよぷよ」トーナメントで、強いプロの選手も倒して3位になれたのが印象に残って、そこから競技としてちゃんと始めるようになりました。
――それまでのぷよぷよと競技としてのぷよぷよ、自分の中での違いは?
遊びでやるのはただやっているだけなんですけど、競技としてやると「ガチでやれる」というか。本気の分、いつもよりも強くなったりするので、逆に(遊びとしてやるより)競技でやるほうが楽しいと思います。
――競技のプレッシャーで苦しくなるのではなく、楽しみが増えた?
自分ではそう感じるんです。
「年齢は関係ない」小学生プロの考え方
――栗原選手の思うぷよぷよのおもしろさ、eスポーツのおもしろさをそれぞれ教えてください。
eスポーツは、年齢関係なくできるところが大きいです。プロの選手やめちゃめちゃ強いレジェンドって呼ばれる人とも、年齢関係なく対戦できるっていうのがeスポーツのよさかなと。
ぷよぷよのよさは、やっぱり大連鎖を打てたときです。めっちゃ気持ちよくて楽しいので、そういうところがぷよぷよのおもしろさかなって思います。
――今回、ぷよぷよをeスポーツ競技として初めて見る人もいると思います。観戦するぷよぷよはどんなところが見どころだと考えていますか?
見たことがない人でも、大連鎖という部分はけっこうわかりやすいと思うので、そういうところを見てほしいなと思います。
――ちなみに、栗原選手は最高で何連鎖ぐらいまでできるのでしょうか?
日によりますけど、いわゆる対人戦では最高18連鎖が最高です。1人でなら19連鎖を打ったことがあります。
――練習は1日1~2時間とうかがいました。練習ではどんなことをするのでしょうか?
基本は(同じプレイヤーとの対戦を)30本先取で、それがだいたい1回1時間ぐらいです。日によって1回だったり、2回だったりで1~2時間です。最近は夏休みでけっこう時間があるので、コンピューター相手に1人で練習をやったりもしています。塾がある日は塾が21時ぐらいに終わるので、そこから帰ってご飯を食べて、ゲームをやって、お風呂に入って寝る、という感じです。学校や塾との両立は大変でも、本当に楽しいです。
――練習の中で、どんな風に上達していくのでしょうか?
とにかく練習していたら、たまに「なんか調子悪いな」ってときが出てきて。そこでしっかり続けて乗り越えると何か強くなったりします。
――調子悪いときは反省したりしますか?
(反省は)全くしないです。とにかく、やる。
――栗原選手の強みは、ご自身ではどんなところにあると考えていますか?
早めの仕掛けが刺さるタイプなので、正確性よりは積みの速さと大連鎖だと思います。最近は、上部で小さく仕掛けてほんの少しだけおじゃまさせて(※自分のぷよを消した数や連鎖数に応じて相手のフィールドにおじゃまぷよが落ちる)そのまま(大連鎖を)打つみたいなことをやっています。
「大会だと覚醒するタイプ」アジア競技大会への意気込みは?
――eスポーツにはぷよぷよ以外のゲームもありますが、ほかの種目に挑戦したいということはありますか?
(今のところは)ないんですけど、「eFootball」は気になっていて。ちょっとやってみたいな、って思ってます。
――ゲーム以外で好きなことは?
サッカーや卓球が好きです。サッカーは昔習っていて、卓球は習ってはいないんですけど最近ちょっとやっていて、けっこう好きなスポーツです。
――大会直前のゲン担ぎや勝負飯はありますか?
ひつまぶしです。試合前はたまに食べたりするんですけど、その時の勝率がめちゃくちゃよくて、大事な試合の前は食べています。
――コンディションをピークへ持っていくためにどんなことが大事だとお考えでしょうか?
大会だと覚醒して強くなったりするタイプなので、あんまり考えなくても強さは多分出ると思いますね。
――ずばり、アジア競技大会で勝つためのポイントは何ですか?
海外の選手はけっこう仕掛けが早くて、自分が苦手なスタイルなの、そこをどうにかして戦うってことが大事になると思います。
アジア競技大会では9月23日(水)~10月2日(金)に、ぷよぷよをはじめ11種目13タイトルが実施される予定だ。2027年には『オリンピックeスポーツゲームズ』の開催が検討されるなど情報化時代を象徴する新スポーツにぜひ注目してみて。
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