部下「ハゲ課長め!いつもシワ寄せは俺じゃねーか」→両手に花束とケーキを抱えて歩く上司の姿にすべてを許してしまった日【作者に聞く】
X(旧Twitter)で4コマ漫画を投稿する津夏なつな(
@tunatu727
)さんの作品は、意表をつく感動オチからブラックなネタまで、幅広いユーモアで反響を呼んでいる。「4コマ1000本ノック」と銘打ち、毎日新作の公開を目標に創作活動に取り組み、現在は700点以上を数える。未経験から漫画制作を始めた津夏さんに、代表作の紹介とともに制作の裏側を聞いた。
許せてしまう特別な日
622本目の『特別な日』は、5.7万件を超える「いいね」を集めた人気作だ。仕事が山積みなのに「今日は先にあがる」と電話してくる上司。妻の誕生日だと説明されても部下にとっては通常の勤務日であり、車の中で「ふざけやがって」といら立ちを隠せずにいた。
しかし信号待ちの最中、横断歩道を渡る上司の姿を見つける。大きな花束とケーキを両手に抱え、足取りも軽やかな夫としての姿だった。それを見た部下は「まあいいか」とため息交じりにつぶやく。部下にとっても許せてしまう日になったオチに、読者からは「救われる」「確かに許しちゃう」と多くの感想が寄せられた。
未経験からの挑戦
感動的な作品の一方で、ギャグ要素の強い『ボール博士』など多彩な題材を発表している。無料電子書籍『
よりぬき4コマ1000本ノック
』としても公開中だ。
漫画を描き始めたのは「形に残る趣味がほしい」と考えたのがきっかけ。「1000本も描けばきっとおもしろい漫画が描けるようになっているに違いない」と目標を掲げた。全くの未経験から始まり、手探りだった初期の作品は下手すぎて直視できないと語る。しかし、開始から約8カ月後、243本目の『ボール博士』がバズったおかげで一気に読者が増えたという。
アイデアは仕事中に思いつくことが多い。「いいネタが思いつかないときは、ほかの人が描いた4コマ漫画を読み、自分ならどういうオチをつけるかなど構成を考える」と、さまざまな角度からノウハウを吸収している。
「自分のために始めたことだが、今はたくさんの人に楽しんでもらいたい思いのほうが強くなった」と津夏さんは感謝を表す。「とにかくおもしろい漫画を目指し、今まで挑戦したことのないジャンルにも挑んでステップアップしていくことが今の目標だ」と教えてくれた。
取材協力:津夏なつな(@tunatu727)
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