「あり得ないほどの黄色さだった」 セカンドオピニオンは必須?夫の肌が黄色い…初診の胃炎から3軒目で発覚したすい臓がん【作者に聞く】
夫の肌が、日に日に黄色くなっていくーー。そんな異変に気づき、受診を勧めたことから始まった。
『だめんず・うぉ〜か〜』などで知られる漫画家・倉田真由美(
@kuratamagohan
)さんが、夫で映画プロデューサーの叶井俊太郎さんとの闘病と日常を描いた作品『夫のすい臓がんが判明するまで:すい臓がんになった夫との暮らし』。今回は、異変から判明までの経緯や、作品に込められた思いについて倉田さんに話を伺った。
初診は「胃炎」……深まる違和感と3つ目の病院で告げられた余命
最初の総合病院で下された診断は「胃炎」。しかし、黄疸症状と結びつかない診断に違和感を抱いた倉田さんは、セカンドオピニオンを求めて別の病院へ向かう。そこでも胆石や肝炎が疑われたものの決定的な原因は分からず、紹介された3つ目の国立病院でようやく原因が特定された。
すい臓にできた4センチを超えるがん。「悪ければ半年、もって一年」というショッキングな余命宣告だった。
当時の肌の様子について、倉田さんは「誰もが違和感を覚える色というか、『普段からこういう肌色です』というのはあり得ないほどの黄色さでした」と振り返る。もし最初の診断を真に受けて放置していたら「胆管が詰まったまま胆管炎で死んでいたかもしれません」と、セカンドオピニオンの重要性を語った。
描かずにはいられない。日常を守り抜いた夫の生き方を伝えるために
病気が判明してから1年以上、周囲には伏せていたという倉田さん。「日常が変わってしまうのが怖かった」と当時の葛藤を明かす。
その後、叶井さんの著書出版を機に公公表され、倉田さんも漫画として記録を残し始めた。「夫が亡くなった今も、私の気持ちの大部分を占めるのは夫のことです。描かずにはいられないし、これからも描いていきたいと思っています」と胸の内を明かす。
重いテーマでありながらカラッとした読後感があるのは、叶井さん自身のキャラクターと生き方ゆえだという。夫の選択や夫婦の歩みが誰かの参考になればーーそんな願いが込められた本作を、ぜひ手に取ってみてほしい。
取材協力:倉田真由美(@kuratamagohan)
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。製品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。











