【本命じゃない?】自分の優先順位が低い恋愛→泊まった翌朝、すぐに「送るよ」と帰されるアラサー女子の痛烈なリアル【著者取材】
付き合っているはずなのに、なぜか自分の優先順位が低い――。
泊まりに行った翌朝には「送るよ」と優しく帰宅を促され、どこか本命になりきれていないと気づきつつも、「面倒な女」と思われたくなくて本音を呑み込んでしまう。
そんな恋愛における切ない不協和音や、アラサー女子が直面する仕事・結婚・人間関係のモヤモヤを痛烈かつ高解像度に描き出し、同世代から絶大な共感を集めているのがヤチナツ(@11yc4)さんの漫画『20時過ぎの報告会』だ。
今回は、作品誕生の裏側や登場人物に込められた思い、そして現代の女性たちが抱える悩みについてヤチナツさんに話を伺った。
社会人2年目のストレスから誕生!? 3人のリアルな女子会と痛烈な「本音」
「楽しそうなのはかわいい子ばかりで、つまらなそうにしているのはブス」といった、痛いところを突く描写が印象的な本作。描き始めたきっかけについて、ヤチナツさんは次のように振り返る。
「社会人2年目くらいの頃、彼氏が欲しくてむやみに動き回っていた時期に溜まったストレスの発散と、そこで得た発見を共有したかったからです。エッセイとして描くには角が立つ内容も多かったため、フィクションという形にしました」
作中に登場するのは、さそり座の「こはる」、おうし座の「りさこ」、てんびん座の「きみ」の3人。ヤチナツさん自身や周りの友人たちの要素を掛け合わせて作られた個性豊かなキャラクターたちは、読者から「日本版『セックス・アンド・ザ・シティ』のよう」と評されるほどリアルな存在感を放っている。
「幸せは各々が勝手に決めればいい」生きづらい社会へ投じる意思表示
恋愛や結婚、出産が「女性の幸せ」とされる社会の風潮に対して、ヤチナツさんは力強いメッセージを寄せてくれた。
「幸せは各々が勝手に決めればいいと思っています。ですが、結婚や出産を選ぶことが『一人前』とされる制度や空気のせいで、自分自身で幸せを決めづらくなっているのはとても貧相な社会だと感じます。こうした生きづらさや疑問に押しつぶされる人がいなくなるよう、みんなで作品などを通して意思表示をしていきたいです」
誰かの物差しではなく、自分の幸せを探し続けるすべての人へ。揺れ動くアラサー女子たちのリアルな本音に、きっと自分の姿を重ねて救われるはずだ。
取材協力:ヤチナツ(@11yc4)
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