器用貧乏で損してない?人生不器用女子の「DIYって言ってんじゃねぇよ!」痛快な本音

【漫画】「ハイスペ男子を選びたい女子」vs「飲み会には行きません女子」が交わる瞬間とは?画像提供:みこまる(@micomalu)

器用なのに人付き合いは不器用な「紀陽さん」と、女子力全開の「吉峰さん」。正反対な2人の温度差がおもしろい漫画が、今反響を呼んでいる。『隣の紀陽さん』は、なんでもできちゃう真面目で器用な主人公を中心に描かれた作品だ。ある日、空気のような存在の紀陽さんが「そんなんで、DIYって言ってんじゃねぇよ!」と小さくディスっているのを耳にしたところから、物語はスタートする。

今回は、作者のみこまる(@micomalu)さんに本作の見どころと制作秘話について話を聞いた。

誘い方だってさりげなくスマートな小峰さん。画像提供:みこまる(@micomalu)

隣の紀陽さん(3/92)画像提供:みこまる(@micomalu)

隣の紀陽さん(4/92)画像提供:みこまる(@micomalu)


得意の「DIY」から生まれた不器用な主人公


真面目で1人でなんでもこなしてしまう器用な人、だけど人間関係は不器用な紀陽さん。このキャラクターはどのようにして生まれたのだろうか。

みこまるさんは、創作漫画にチャレンジしようとしたとき、自身の得意なDIYをテーマにしたものなら描けるかもしれないと考えたという。「もともと『手先は器用、人生不器用』という何かコナン君のキャッチコピーのようなものを思いついていまして、今回のテーマにぴったりだからこれをキャラクターにしてみよう!と思いました。それで生まれたのが紀陽さんです」と誕生のきっかけを明かす。

正反対の2人が紡ぐ、大人同士の友情の形


人間関係に不器用な紀陽さんに対し、隣の席の吉峰さん(沙織ちゃん)はいわゆる“陽キャ”だ。最後はお互い友達になりたいモードが発動していたが、正反対の2人の相性についてみこまるさんはこう分析する。

「紀陽さんは自分の世界を守る人、沙織ちゃんは人の世界に入っていく人。紀陽さんはやや警戒しながらになりますが、誰かと心許して語らいたいとも心のどこかでは思っていると思うのです。きっとよいコンビになるのではないかなと思います」

大人になってから友達を作るのは、決して簡単ではない。「職場、地域、コミュニティ…そういうつながりがなくても、一緒にいて心地よいと思える友人は稀有な存在だと思います。でも、もしかしたらすぐ近くのあの人が、実は心通じる相手かもしれません」と、本作に込めた思いを語ってくれた。

今後の展開と不器用な大人たちへ響くメッセージ


気になる今後の展開について聞いてみると、続きを描く予定はあるという。「ただ、ぼんやりとしかまだ構想がないので、すぐにというわけではありませんが…。また一緒にDIYにチャレンジしたり、旅をしたり、夢の国に行ったり、時にはぶつかったり、恋をしたりと妄想は膨らんでいます」と期待が高まるコメント。

現在は商業連載に向けた作品の構想や、作画の仕事を手がけているみこまるさん。先日までは車の営業マンの漫画『田端、明日は売るつもり!』の連載も担当していた。「また、どこかでみなさまのお目にかかれたらと思います」と意気込みを語る。

紀陽さんが静かで淡々と、空気のような存在でいるようになったのには理由があった。学生時代から面倒なことや理不尽なことも、頼られれば引き受けてきた生真面目で“器用貧乏”といわれるタイプの人には、きっと心に響くはずだ。


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