【ホラー】『虚言癖の痛い奴』と噂の女子にゾッ…部室の壁を見て「ここ殺された場所だね」
同級生たちから「幻覚が見えている変な奴」「虚言癖の痛い奴」と噂されている女子高生・笠谷瑠璃(かさやるり)。誰もいない場所でひとりでおしゃべりをしたり、何もない空間に向かって手を振ったりする姿は、周囲から奇妙に映っていた。
しかし、彼女の目には本当に怨霊の姿が見えていたのだった。恐れるどころか怨霊が大好きだという笠谷は、自ら怨霊に歩み寄り、彼らが抱える怨念や無念の物語を親身に聞いていた。
部室で一人掃除する先輩と「壁のシミ」に向かって喋る後輩
ある日、笠谷は新たな怨霊を探して運動部の部室へ向かった。そこで、一人で部室掃除をしていたバレー部3年生の先輩・美森と鉢合わせる。
笠谷は壁のシミを見つけるなり、「殺されちゃったとき、倒れた場所がここだったんだねー」と朗らかに話しかけるが、美森は「…は?」と困惑するばかりだ。「さっきから誰と話してんの?」と不審がる美森だったが、どうやらその部室には“もう一人”の存在が潜んでいるようだった。
「幽霊はもとは人間」著者が明かす設定のこだわりと今後の見どころ
本作『幽霊大好き女子の話』を手掛けるのは、漫画家の空白(@ashirocks_989)さん。『夜顔 私が知らない、夫の秘密。』や『浮気の代償はご自身でどうぞ。私は執行人です。』のコミカライズでも知られる人物だ。
読者から「幽霊がただ怖がられる存在じゃない感じが好き」と評される本作について、空白さんは「『幽霊はもとは生きている人間』という前提で描いています。見た目が怖いだけで中身は普通の霊もたくさんいると思い、それぞれの性格や背景を考えました」と明かす。自身が霊を見る立場なら「挨拶を交わすご近所さんのような距離感で付き合いたい」と語る。
作中では各エピソードの幽霊譚が解決される一方で、物語全体を通した未解決の謎も残されたまま展開していく。怪異の真相とともに今後の物語のゆくえに注目したい。
取材協力:空白(@ashirocks_989)
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