「ゾッとする」小6の残忍な決断…化け物の正体は“救助隊”だった?一生消えない傷
子ども特有の「見栄」や「度胸」、「劣等感」や「変わりたい気持ち」を見事に描いた大家さん(@ksyjkysk)の漫画『僕らの夏と灰』。大人のいない場所でサバイバル生活を始めた小学6年生の少年たちが遭遇した、恐ろしい怪異の真相を描いた本作について、著者の大家さんに話を聞いた。
サバイバルの最中に現れた化け物「灰入道」の正体
大人のいない場所で子どもだけで過ごすサバイバル生活の最中、少年らは「灰入道」という化け物に遭遇する。目的達成のために後先を考えない子ども特有の残忍さが描かれつつ、実は灰入道が遭難した少年らを探しにきた救助隊だったという衝撃のラストに、読者からは「何度も読み返したくなる」「読み返すほどゾッとする」と大きな反響が寄せられた。
本作のきっかけについて著者は「夏のイベントに出す新刊として夏をテーマに考えた。『学校の怪談』のようなオカルトと子どもが登場する作品が好きでこのストーリーになった」と語る。大人が化け物に見える心理状態なのか単に妖怪に化かされていたのかについて、「どちらの解釈もでき、ミステリーともオカルトともとれる作品になった」と明かした。
「克服できないコンプレックスと一生消えない心の傷」
救助隊に助けられる衝撃の結末について著者は、「子どもが大人になる過程を描いたストーリーはよくあるので、逆に大人にならなくてもよいし、なれなくしてやろうと思ってあのラストに決めた」と振り返る。
テーマについては「克服できないコンプレックスと一生消えない心の傷」とし、「妖怪をシンプルに怖く表現できるよう、真っ暗な自然の中で異質感が出るよう心かけてデザインした」とこだわりを語った。思春期の子どもたちを描いたひと夏の出来事は、読者の心にも深く残る一作だ。
取材協力:大家(@ksyjkysk)
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