【実体験】園児38度発熱で早退…母「私だって忙しい!」と八つ当たり→保育士が冷静に理由説明

保育園の先生に八つ当たりする母親画像提供:まえだ永吉さん

まえだ永吉さん(@eikiccy)がブログ等で発表し、ネット上で大きな話題を集めている『保護者支援もアンタ達の仕事でしょ?』。元保育士である作者の実体験をもとに、フィクションを交えて描かれたコミックエッセイだ。今回は本作の第21〜25話のストーリーとともに、保護者とのコミュニケーションに対する作者の思いを紹介する。

『保護者支援もアンタ達の仕事でしょ?』21-1画像提供:まえだ永吉さん

21-2画像提供:まえだ永吉さん

21-3画像提供:まえだ永吉さん


発熱翌日の登園と忍び寄る異変


先日、熱を出して保育園を休んだはると君。翌朝、母親の音喜多さんに連れられて登園してきた。昨日はすぐに熱が下がったため病院へは行っていないという。

登園時の検温で異常がなかったため、音喜多さんはそのままはると君を預けて仕事へ向かった。しかし10時ごろ、お散歩の準備をしていた多屋先生は、はると君の顔が赤いことに気づく。

突きつけられた疑問と保育士の葛藤


改めて体温を測ると38度まで上昇しており、風邪をぶり返していたことが判明する。すぐに職場へ連絡し、音喜多さんが迎えに来ることになった。

駆けつけた音喜多さんに対し、三國谷先生は「できれば病院の受診をお願いできますか?」と優しく促す。しかし職場の店長から小言を言われて機嫌を損ねていた音喜多さんは、「なんで保育園って、そんなに病院に行かせたがるんですか?」と大きなため息をついた。

「私だって忙しいんです…!」と募る不満をぶつける音喜多さん。三國谷先生は一度謝罪を受け止めたうえで、「ほかのご家庭もそう思っていらっしゃいます」と冷静に返答した。そして、園内での感染症拡大を防ぎ、園児全員の安全を守るために受診をお願いしているのだと丁寧に理由を説明した。

対峙する想いと伝わる誠意


今年からはると君の担任になった三國谷先生は、どこか大人しそうな印象を与える人物だ。音喜多さんは『見た目に反してけっこう言うじゃない…!』と心の中で驚きを隠せない。毅然とした態度を保つ三國谷先生だったが、その心の中も決して平穏ではなかったのである。

子どもが突然熱を出したとき、仕事の調整に追われる保護者の大変さは言うまでもない。だが、園側としても苦渋の決断を迫られている。作者のまえだ永吉さんは、発熱時の早退依頼について「お仕事を早退させてしまい申し訳ないという気持ちもありますが、ご自分のお子さんのことですので、迅速なお迎えをお願いしたいのが本音です」と明かす。

また、保護者との接し方については「相手が誰であれ、笑顔で穏やかにコミュニケーションを取ることを心がけていました」と当時を振り返る。すれ違う保護者と保育士の想い。果たして音喜多さんの不満や怒りは収まるのだろうか。

取材協力:まえだ永吉さん(@eikiccy)

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