13万いいね!容姿に悩み整形した女性が「整形前の自分と同じ顔」に出会った話【作者に聞く】

『同じ顔の女』画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)

美人になりたくて整形した朋美美しい容姿で大学生活を謳歌していたある日、整形前の自分にそっくりな女性と出会う。ありのままの姿で自分らしく生きる彼女を見て、なぜ自分は彼女のように生きられなかったのかと思い悩む朋美。白梅僚人(@eiichi_manga)さんの漫画『 同じ顔の女 』は、ありのままの容姿も整形も否定せず、双方を認める展開が大きな反響を呼んでいる。作品のあらすじとともに、作者に制作秘話を聞いた。

【漫画】「整形前の自分」にそっくりな女と出会う話画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)

「整形前の自分」にそっくりな女と出会う話(2)画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)

「整形前の自分」にそっくりな女と出会う話(3)画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)


整形前の自分と同じ顔の女性と遭遇

整形によって自己肯定感を高め、人生を楽しんでいた朋美。だがある日、整形前の自分とそっくりな顔をした女性を見かける。かつて容姿のことでいじめを受け、自身の顔を嫌っていた過去を持つ朋美は、思わず彼女の後を追ってしまう。
どんな生活を送っているのか観察すると、彼女はカフェを訪れたりデパコスを購入したりと、自分の「好き」を満喫していた。容姿を否定され自信を持てなかった朋美には考えられない行動である。同じ顔でありながら、なぜ彼女は自分を好きでいられるのか。本作は、同じ容姿を持ちながら生き方が対極にある2人の女性を描いた物語だ。

編集者の一言から生まれた「もう1人の自分」

制作のきっかけは、担当編集者からの「整形前の自分と同じ顔の人間が現れたらおもしろいのでは?」というアドバイスであった。主人公の心理描写について白梅さんは、「自身が経験した苦しみとキャラクターの苦しみの共通点を探しながら執筆した」と語る。「朋美という人間は本当にこのセリフを言うのか?」と常に自問し、違和感があれば何度でも描き直したという。
また、「周囲から心ない言葉をかけられても、自分を好きでいられる」キャラクターを描く際は、常にカッコよく見えるよう意識したそうだ。好きなものを貫く人に憧れがあるという白梅さんは、「個人的には常に『ええやん…』と思いながら描きました」と振り返る。

肯定された生き方と読者からの反響

本作には13万件を超える「いいね」が寄せられ、「いろいろな幸せの形があっていい」といった共感の声が相次いだ。「似た苦しみを持つ人が少しでも楽になれば」との思いで描いたため、「ホッとした」「前向きになった」というコメントには涙が出るほどうれしかったと明かす。整形した自分も、ありのままの自分も肯定する本作は、容姿に悩む人々の心をやさしく解きほぐしてくれる。

取材協力:白梅僚人(@eiichi_manga)

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